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Aside
すぅ、と息をする。
目の前には傷つけられ、心身共に疲れ果てた刀剣男士達がいる。
私を思いっきり睨みつけている者もいれば、怯えている者もいる。
そんなに怖がらないでほしい。
助けたいんだ、貴方達を。
____見つけてあげれなかった事。
____今でも後悔してる。
?「俺達には主なんて必要の無いものだ。…今すぐ立ち去れ、命だけは助けてやる。」
ここにいる者は瞳がくすんでいるような気がする。
先程言葉を発した此奴も例外では無さそうだ。
…でも、此奴は明らかに他の者とは違った。何かが。
『…無理な話を言わないで。まず話をする前に、私が刀剣男士達の手入れをさせてもらう。』
私の言葉にびっくりしている刀剣男士達。
あまりにも傷が多い刀剣男士達に見兼ねた私は、そっと念をこめる。
………そして、怪しい光とともに、刀剣男士達の傷は治っていった。
?「………………!!くっ、首を取るかもしれないという奴に何故手入れなどをする…!?」
白い、少し薄汚れた布を被った先程の者が言う。………思い出した、山姥切国広か。
………ということはこの本丸の初期刀は山姥切国広ということか…。
『それが、私の仕事。いいや、貴方達の審神者だからな。…………他に傷付いた者はいないのか。』
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さら - はじめまして!小説凄く大好きです!!何時も更新するの楽しみにしてます!頑張って下さい!三日月さんと清光推しです! (2019年1月5日 23時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*雛子* | 作成日時:2018年7月2日 18時