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「元主のA、
…………いいやまた主の、だな。
主にまた会えるなど___
___思いもしなかった。」
そう言って三日月宗近は、なにか大切なものを見るような優しい目で___
___私の頭を撫でた。
あぁ、そうだ。
あの三日月宗近だ。
私は今やっと気づいてしまった。
「何故だ…………?
あの本丸の三日月宗近___
___私の生きてた頃の本丸の三日月宗近であろう…?」
「俺もジジイだからなぁ。
1000年も生きていると、記憶が薄くなってくるものだが。
あの日のことは忘れていないぞ。
なにせずっと愛してくれた主が、
刀剣男士達を守るために………
旅立ってしまった日のことだ。
何故、この本丸に来たのかは___
正直毎日苦痛で仕方がなかったからなあ、
覚えておらんが。」
___私だって、覚えてる。
今とは違い、審神者も少なかった昔___
時間遡行軍が何者かによって暴れ周り、
本丸を襲撃するようになって___
私の本丸も時間遡行軍に何度も襲撃されて、
いつ本丸が崩れてもおかしくない状態だった。
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さら - はじめまして!小説凄く大好きです!!何時も更新するの楽しみにしてます!頑張って下さい!三日月さんと清光推しです! (2019年1月5日 23時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*雛子* | 作成日時:2018年7月2日 18時