十話 ページ12
夕餉後…
ちょっと鶴丸に絡まれて遅くなってしまったが来派の部屋に向かってる
『失礼するぞ』
蛍丸「狼牙っ！？」
『おー、蛍丸居たか』
蛍丸「な、なんで来派の部屋に…」
『明石から蛍丸が話したいことがあると聞いたんだが…違ったか？』
そう言って蛍丸の前に胡座をかいた
蛍丸は目を見開き小さな声で「気づいてたのか」と言った
蛍丸「あの、狼牙…」
『ん？どうした』
蛍丸「これ…」
俺はそれを受け取った
蛍丸が差し出したのは、あの時俺が蛍丸に渡したお守り
蛍丸「あの時、俺のせいで怪我させちゃってごめんなさい！」
『…蛍丸、あの時も言ったがあれは俺が勝手にやったことだお前が気にすることじゃないさ』
蛍丸「でもっ、俺が弱かったから…」
『はぁ…博多もお前のように謝ってきてな？交換条件をつけた』
昨日だったか？朝に一期と一緒来て謝ってきた
蛍丸も博多も律儀な奴だ
蛍丸「交換条件…？」
蛍丸はキョトンとして俺の顔を見る
フッと少し口角を上にあげた
『あぁ、許す代わりに俺の出した条件を呑め』
蛍丸「っ、いいよ」
『はっはっはっ、そんなに固くなることは無いぞ？なに、簡単な条件だ』
俺は蛍丸に『近こう寄れ』と手招きし横にこさせ頭を撫でる
蛍丸は俺の行動にびっくりしたのか目を点にして俺を見た
クスクスと笑い
『これからも、仲良くしてくれるか？』
蛍丸「それが、条件っ？」
『そうだが、ダメか？』
そう聞くと、蛍丸は目から涙を流した
安心たなのか？
『泣かれると、俺が明石に怒られてしまうんだが…？』
蛍丸「ﾋｯｸ…だって！だって！！」
『よしよし、気がすむまで俺の胸を貸してやるからこっちおいで』
そういい蛍丸を抱きしめ頭を撫でる
数分もすれば泣き疲れたのか、寝てしまった
すると、この時を待っていたように明石と愛染が部屋に入ってきた
明石「おおきに、狼牙はん」
『いや、元々俺のせいでもあるからな…』
愛染「これでいつもの蛍に戻るな！」
『心配をかけてしまったようだな、すまん』
明石「こっちもや、うちの子がすまんへんかった」
明石は蛍丸の布団を敷くようにいい蛍丸を横抱きで持ち上げたが…
蛍丸は俺のジャージを掴んだままで離さない
『こりゃ困ったな…』
明石「狼牙はんもここで寝ていけばええやろ」
『いや、翌朝に鶴丸が拗ねてしまうからな』
と苦笑いで伝えジャージだけ脱ぎ渡し、来派の部屋をあとにした
部屋に戻った際鶴丸が拗ねていたことはまた別の話…
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布都御霊(プロフ) - 中原白也さん» いえいえ、とんでもない。楽しいお話を期待して待ってます。 (2019年4月30日 23時) (
レス) id: ac233dda56 (このIDを非表示/違反報告)
中原白也(プロフ) - 布都御霊さん» 了解しました！ありがとうございます、この五振りを中心としてお話を作ります！お手数おかけしました。 (2019年4月30日 22時) (レス) id: 738e251709 (このIDを非表示/違反報告)
布都御霊(プロフ) - 中原白也さん» 狼牙,いち兄，江雪さん、髭切、数珠様…と、取り敢えずこの5振りは入れてほしいです。長男と言われて思いつくのがこの5振りでした… (2019年4月30日 21時) (レス) id: ac233dda56 (このIDを非表示/違反報告)
中原白也(プロフ) - 布都御霊さん» リクエストありがとうございます！長兄と言っても人それぞれで違うと思うので名前まで書いてくれると嬉しいです！よろしくお願いします！！ (2019年4月30日 17時) (レス) id: 738e251709 (このIDを非表示/違反報告)
布都御霊(プロフ) - リクエストいいですか？本丸にいる長兄達で弟達の惚気話を言い合うお話がみたいです！お願いいたします。 (2019年4月4日 14時) (レス) id: ac233dda56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：中原白也 | 作成日時：2018年10月1日 1時
