小児科病棟の日常【浦島坂田船】【ATR】

カルテ１７． ページ19

その日の夜、消灯時間の少し前。


きっとまふまふのことでみんながナーバスになっていたんだと思う。


うらたは少しの咳と喘鳴が出ており、テープを貼ることにした。
志麻はなんともないらしいが、なんだか怠そうだった。
坂田とセンラは風邪でそれぞれ３７．２℃と３８．４℃。センラは重症化する恐れが大ありで、多分明日の朝がピークなので、今日私は病院お泊りコースである。
そらるは胸痛があるらしく、明日の健診後に取り敢えず一度検査をする予定だ。



気持ちをコントロール出来切れないこの年では、気持ちが体調に出ることが多いのだ。



「じゃあ消灯時間だから私はもう行くけど、今日はいつものとこにいるから。何かあったら遠慮なく呼ぶんだよ。」


はーい、と聞こえた返事はいつもよりか細くて。

病室の窓から差し込む青白い月の光を冷たく感じて。

思わず考えてしまった最悪の事態に思わず身震いした。








ー明日もこの子達が健康でありますように。









ー俺たち、みんなでずうっと一緒に過ごすんです！




ーいつかみんなでゲームしてぇ。




ー俺らずっと笑って過ごしたい！




ーみんなで大人になりたいです。




ーこれからも、みんなで一緒にいたいな。




ー５年後、１０年後でも、笑って過ごしたいです！









この６人で過ごすのが、もしかしたら今日で最期かもしれない。









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やっと更新できました！更新していない間にもたくさん見て下さっていて、すごく嬉しいです！

さて、お知らせです。次から激動の小児科病棟になりますよ。


新設定が加わったり、歌い手さんを追加させたり。(子供側も先生側も)




そこで、コメントで誰を追加してほしい、や、こんな設定にしてほしい、などのリクエストを募集します！

なるべくリクエストには全て応えさせていただきますので、いっぱいコメントしてください！



あと、文字数の問題で解説をこれからも入れるか迷っていたのですが、「用語が多く、最初は分からなかったけど私が入れた解説で分かった」というようなコメントをいただきました！いやー、ありがたい！
ということでこれからも入れていきます！本編が短いとかはもう大目に見てやってください。



それでは、高評価、お気に入り登録、作者の方の登録お願します！

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