ウブな恋 (ページ2)

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序幕ページ2

『はぁ…』

木の影から彼を見る
遠くからでも分かりやすい、ボサボサの髪。
でもそれが輝いて見える

花凜「Aーまた見てるの？」

この子は私の親友でもあり、同室でもある雨宮花凜
可愛いらしい見た目とは裏腹に、言動は荒々しい上に大胆である。

『だってぇ…かっこいいんだもん』

花凜「なら、話しかければいいのにー」

『そんなこと出来たら、今頃こんなことしてないよ！』

花凜は溜息をつきながら腕を組む
花凜は竹谷くんのことを嫌いなようだ
理由を聞けば、天真爛漫で忍者に向かないとのこと。
確かにそうだけど、それは竹谷くんの性格であって仕方の無いことだし、そこがいいと思う。
そんなこと言えば嫌な顔されるけど

花凜「見るのはいいけどさぁ…そろそろ授業ってこと、分かってる？」

『え？』

花凜「はぁ…早く行くよ」

ぐいぐいと手を引っ張りながら、前を進む花凜
力加減が分からないのか痛い

あ〜竹谷くんが見えなくなる〜
角に曲がった竹谷くんの顔は笑顔で素敵だった

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
授業が終わり、特にすることが無いため、私は竹谷くん観察をはじめた

相変わらず、伊賀崎くんが逃がした毒虫を生物委員会の後輩たちと探している

『はぁ…かっこいいなぁ…』

鉢屋「誰がだ？」

『そりゃ、竹谷くんが…って！！』

鉢屋「ほーそうか、そうか」

『わ！！は、鉢屋くん！！』

木の影から観察をすれば上からぶら下がってきた鉢屋くん
それに驚き私は後ろから呼びかける声を無視して、そそくさと、くノ一の方に逃げる
その姿を鉢屋はただ、見るだけであった

鉢屋「…見分けがつくのか」

その表情は悪巧みを考えてる、ニヤニヤしてる顔であった
さぁ、変装名人であり、悪戯好きな鉢屋三郎に目をつけられた…彼女の運命やいかに！！

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これからどうなるんでしょうかねぇ…
正直まだ何も考えてないんですよね〜
かきたくなったらかくって、感じです