君の1番になりたくて～私の年上彼氏～ (ページ9)

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キャラメルフラペチーノ【Kazuya.O】ページ9

サークルで失敗した。テストの点が悪かった。友達と喧嘩した。ホンマに俺ってついてない。

幼なじみがこれあげるから。気分下がった時に使って。うちの店でしか使えないから。

そう言われてノコノコときた幼なじみのバイト先。
結衣、今日は休みだな。
「いらっしゃいませ」
「キャラメルフラペチーノください」
「かしこまりました。店内でお過ごしですか？」
「はい」
「キャラメルフラペチーノのトールサイズですね。お会計になります。あ、こちら失礼します。誰かのお知り合いですか？」
僕が出したカードを見てそう聞いてくる店員さん。素直に俺のタイプ。
「結衣、、、、菅野の知り合いで」
「結衣さんか～結衣さんあともうちょっとで出勤しますよ」
「ああ、そうなんですね」
「はい。じゃあお作りするので左にお進み下さい」
そして言われるがまま左に進む。
「お待たせ致しました。キャラメルフラペチーノでございます」
俺の好きなフラペチーノが出てくる。
そこには
笑ってればいいことあるよと書かれていた。
「あっあの、、、、」
「すみません、元気なさそうだったから。笑って欲しくて」
「ありがとうございます。元気出ました」
「よかったです。またいらして下さいね」
「勿論また来ます」