君の1番になりたくて～私の年上彼氏～ (ページ42)

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「んーどうだろ。芸能人としての泉を見ていたい気もしてたけど、一緒に仕事するとセンスあるからさ。元アイドルっていうの抜きにして泉と働くの気持ちいいんだよだからなんとも言えんって感じかな。しいて言えることは下手なことしでかすリスクは減ったし、しでかしそうになったら守れるしってとこかな」
「、、、、いっちゃんって呼ばないんですね」
「そう呼んで欲しい？」
「いや、別に」
「だって別じゃない？アイドル泉Aと俺の会社の後輩泉Aって。人は一緒だけど立場が違うんだよ。俺が目の前で話してるのは会社の後輩泉A、違う？」
「そう、ですけど」
この先輩をとてもいいなと思った。
今まで私の前に中々現れることのなかった。

「そうでしょ？こうやって俺にアイドル時代の話してくれるのも凄い嬉しいし、先輩として信頼してくれてるんだなってホントに思う」
「それは私の事応援しててくれたし、沢山辛い思いもしたのかなって思うので話したいなって思ったんです。今後も関わっていくし。大西先輩って思ったよりいい先輩なんですね」
「なんだよ、嫌味か」
「褒めてますよ、ここまで面倒見もよくて優しい先輩とは思いませんでしたって意味です」
「いや、若干嫌味やな」
「すみません」
そんなことをしていると私たちのテーブルにシャンパンが運ばれてくる。

これくらいのシャンパン、アイドル時代の収入で頑張れば入れれるけど、先輩から入れてもらったシャンパンはとてもキラキラして見える。

「乾杯」
2人でグラスを合わせる。

「大西先輩」
「なんだよ」
「ファンの頂上まで行きませんか？」