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「いや、その、、、さっきのは忘れて。ほら、勘だ。勘だよ勘が働いたんだよ！」
「先輩は知ってて黙っててくれたんですよね？私が元ハロープロジェクト所属のCurry girlsのメンバーだって」
応援している時の性格上分かっていた。
彼女は素直な子だって。
「うん、コンサートとかにも通ってたからすぐ分かったしビックリしたよ。教育係とか当日に聞いたし」
「へぇ〜それは嬉しいです。誰推しだったんですか？」
「まさかの泉」
「えっ！私ですか？てっきりありっきーかと」
「俺結構気合い入れて推してたんだよ？研究生の頃から応援しててコンサートも通って。頑張ってる泉が好きで応援してたから。だからうちに入社した時もビックリしたけど、この子は叩けば育つって分かってたから厳しく指導してる」
「そんな前から！私、大西先輩に嫌われてるかと思ってました、、、、、」
「そんな事ねえから。泉は俺の推しであり、可愛い後輩だから。好きなの頼め」
「じゃあこの1番高いシャンパン入れてもいいですか？」
「はあ！？お前それ、、、！」
「私卒業してるので貢ぐ金は残ってるはずですよ？あ、他のグループの子に推し変したんですか？今残ってるイブ娘のりいちゃんとか？」
「泉、めちゃくちゃ今タチ悪い台詞だな。確かに泉が卒業してから推しはいなくなった。だがしかし俺はライブに通っている。イブ娘もそうだが、正直言うと俺はR=Rのななかんがいま一番きてるんだよ！延期なったけど、ありっきーの卒業コンサートにも行く。泉がいなくなった心を埋めるのに必死だったんだよ」
「えっ！元メンバーじゃないですか！ななかん！ってか元メンバーにしか手出てないみたいな言い方！」
「悪いかよ」
「いえ。先輩、シャンパン入れていいですか？」
「やーだ！多分推しとアイドルとしてならいれてる。でも、会社の先輩と後輩。立場をわきまえろ！」
「うっ、、、、すみません。じゃあレモン酎ハイ飲みます」
悲しそうにする泉、、、、いっちゃんに弱い。
カリガルを残してあげれなかったことを思い出してしまうからだ。
「すみません、この高いシャンパン貰ってもいいですか？グラス2人分下さい」
「いいんですか？」
「うん、会社の先輩としてはもっと頑張ってもらいたいからその投資な」
「へへ、ありがとうございます。そんな事言いながら先輩も飲みたいんですよね？」
「そりゃ飲みたいだろ！小島さんケチだから飲ませてくれないもん！」
「そうなんですね。太っ腹ですね、大西先輩！」
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作者名：きい
| 作成日時：2020年4月22日 23時
