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私は急いで先生の家に向かった。
「先生、講談社の柊です」
「はいれ」
そう言って先生が出迎えてくれる。
「先生、晩御飯食べられました？」
「まだ。そこ座って」
「はい」
1ヶ月ぶり位に入った先生の家。
まだ2回目くらいだ。
「すまなかった」
「先生、謝らないでください！土下座とかやめてください！」
「いや、僕が悪いんだ。年下だから育てたいって思いで厳しくしたのもあるし、頼りないんだろうなっていうのもあったし、何より大学時代の元カノにめっちゃ似てたから冷たくしてしまった。本当に申し訳ない！」
「元カノ！？私が？」
「ホントに。最初会った時にビックリしたよ、昔の沙耶香に似てたから」
「そうなんですね」
「柊はなんも悪くないのに。僕が年下コンプレックスでそれでもって平均的な顔のヤツ連れてくればいいのにめっちゃ美人だし、マメで人をやる気にさせるの上手くて」
「先生はどうして年下コンプレックスなんですか？」
「若くして売れたから周りから結構な目で見られて。それでなんかこうしなきゃなというか若い人には厳しくしろみたいに思っちゃって」
「それは仕方がないことですよ、私気にしてないです。これからも厳しいご指導よろしくお願い致します」
「そんな柊に課題をやろう」
「なんですか？」
「この小説のために僕と恋愛しよう」
その答えはもちろん、、、、、、、
END
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作者名：きい
| 作成日時：2020年4月22日 23時
