君の1番になりたくて～私の年上彼氏～ (ページ16)

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照れちゃうんだ。【Ruuku.T】ページ16

「るうくってほんっと可愛い！」
「いや、それ！顔がなんか生き物みたい」
「いや、俺ら人間生き物じゃね？」
「そういうのいらん、、、、」
彼氏のるうく先輩。
入学式の時に道に迷ってた私を助けてくれたのがキッカケで好きになって同じテニス部に入った。
私から告白して付き合うことになった。
普段は可愛いのにテニスしてる時はかっこいいからホントにギャップ。

「Aちゃん一緒に帰ろ」
「はい」
部活が終わり、先輩と待ち合わせして一緒に帰る。
私たちが付き合ってるのはまだ誰にも内緒。
デートも手も繋いでくれないただ歩いて家まで送ってくれて、LINEで連絡してくれるこの付き合い方。
せめて手くらい、、、、、、、。
でも、私は生憎その勇気も持ち合わせてない。
「ごめんね、Aちゃん」
「え？」
「付き合ってるの皆に言えなくて」
「あっ、、いえそんな」
「なんか俺が彼女とか皆バカにしそうだし、初めてなんだよね。だから色々どうしていいか分からないし。恥ずかしくて、、、、浮気とかしてないから安心して！」
「フフ、私も恥ずかしいです。付き合うのも告白するのも初めてだから。浮気もしません、好きです。るうく先輩」
「いや、待って。可愛すぎない、、、、手繋いでもいいですか？」
「いいですよ」
私たちは初めて手を繋ぐ。
暖かくて私より大きい先輩の手。
「もう少し、時間をちょうだい。デートも付き合ってることもハグするのもキスするのも。ゆっくりゆっくりやっていきたいから」
恥ずかしいけど、大切にしたいって思ってくれてる先輩の気持ちしっかり伝わってます

END