君の1番になりたくて～私の年上彼氏～ (ページ11)

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それから俺は気づくとホンマにあの店に通うようになっていて
「なあ、菅野さんのシフト教えて！いつ入ってるん？」
「和也、ストーカーかよ」
「やって結衣が全く紹介してくれへんから」
「する気はあるけど中々ね」
「この前食事行ってたやん、あの時呼んでくるたら」
「わかった、分かった。今度はちゃんと呼ぶから」
「やったー！約束やで？」
「うん」
なのにあの子は紹介して貰えず。
だからオーダーからメニューが出てくるまでそこがいつもの楽しみ。

そして今日はバイト先の後輩の健とカフェに来てる。
どうやら健は街で偶然色々と被ったりした俺の幼なじみの結衣に一目惚れして運命まで感じてしまったらしい。
まあ気が合うなとは思っていたものの、頼むもの、結衣と全く一緒とかホンマにおもろいわ
そして
「先輩、結衣さんと幼なじみなんすか！」
「うん、せやけど。結衣はちっちゃーい頃から知っとるからな～」
「元カレとかってどういう？」
「元カレ？あー例えで言うと店長の村上さんみたいな。顔もそこそこよくて面白い感じの男の人と付き合ってきたって感じかな」
「俺って、、、、、」
「健おもろいやん！独特な感じがして俺は好きやけど？」
「ありがとうございます。俺、結衣さんとは運命やと思うんです」
「運命？」
「だって、こんなに偶然あります？どれか1個あったとしても全部が一致してるなんてこと。ないですよね！そしてそして和也先輩と菅野さんは幼なじみで俺と和也さんは同じバイト先。和也先輩マジでキューピットですよ！！」
「俺出会わせてない、出会ったん自分らでやろ？」
「まあそうなんすけど」
健は面白いし、一緒にいて楽しい。
趣味趣向が似てる結衣が好き好きというか付き合う未来が見えちゃうとか言っちゃうのが分かる。
「で？どういう所がいいの？」
「全部です！多分まだいい所しか知らないと思うから」
ベタ惚れじゃね？と思いながら俺は話しながら結衣のLINEを開き、俺、健とご飯食べてるんだけど、結衣を運命だって俺に語ってる。運命論なんだとよ。よかったな、愛されてと打って送信と。
そんなことしてると健が幼なじみから電話かかってきたんで出ますって言って電話に出る。