登坂とJK

登坂さんと買い物 ページ9

いきなり手握られてほんまに恥ずかしかった 。



まあ今も握られてるんやけど 笑



｢ あの 、どこへ行くんですか ？？ ｣



広臣 ｢ Aが喜びそうな所 。｣



うちが喜びそうなとこ ？ どこやろ ？？



広臣 ｢ 着いた 。｣



着いた場所は 、私が大好きなブランドのお店！



｢ このブランド 大好きなんです 、！ ｣



広臣 ｢ まじで ？ここにして良かった 笑 ｣



そう言って微笑む貴方が大好きですよ 。



広臣 ｢ 好きな服いっぱい選んで良いからな 。｣



｢ え 、自分で買いますよ！？ 一緒に選んで貰えるだけで充分です！！ ｣



広臣 ｢ ...んー 、｣



納得いってなさそうやけど 笑



｢ あの！これとこれ 、どっちが良いと思いますか ？ ｣



広臣 ｢ どっちも似合ってっけど 。｣



｢ どっちもじゃ駄目なんです ！ ｣



広臣 ｢ 良いじゃん 。どっちも買ってやるよ 。｣



なんて言って私が持ってた服を全部カゴに入れちゃってる 。



｢ ほんまに良いんですか ！？ ｣



広臣 ｢ 当たり前 。今度逢うときはこれ着て来いよ 。｣



臣はそう耳元で囁きニヤっと怪しく笑った 。



今度 ？ え ？ どゆこと ？



そしてゆでダコになった私を置いて会計しに行く臣 。



この人サラっと格好良い事言っちゃうし 、格好良い事しちゃうんです 。



だから何千人 、何万人って人が貴方の虜になってるんですよ ？



もうちょっと自覚して下さい 。






買い物が終わって小腹が空きてきた頃 。



広臣 ｢ お腹空いた 。なんか食べに行かねぇ ？ ｣



｢ 食べたいです ｣



広臣 ｢ なに食べたい ？ ｣



｢ うーん 、...パンケーキ食べたいです ｣



広臣 ｢ ん 。｣




in パンケーキ屋



広臣 ｢ どれ食いたい ？ ｣



｢ あの 、１個も食べれんから半分こって駄目ですか ？ ｣



ダメ元で聞いてみたら



広臣 ｢ ...良いよ 。｣



口元隠して...照れてる ？



｢ あの 、登坂さんは 、どれが良いですか ？｣



広臣 ｢ あのさ 、名前で呼んで 。｣



｢ えっと 、広臣さん ？ ｣



広臣 ｢ ん ー 、まあいっか 。
すみません 。このパンケーキ下さい 。｣



はあ 、格好良いな ー なんて思ってたら ...



店員 ｢ おまたせしました 、チョコバナナパンケーキです ！｣



｢ とさ 、じゃない 、広臣さんチョコバナナすきなんですか ？ ｣



広臣 ｢ いや別に 。Aがチョコバナナ好きそうだったから ｣

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