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そして数々の種目を難無くこなしていったA。
反復横飛び、ボール投げ、etc..
皆も知っているように、緑谷出久がボール投げで指を負傷させたものの、除籍処分は免除となった。
無論結果はAの独占一位。
そして今は、教室にて反省会なるものを行っている。
「俺上鳴ってんだけどさ。語だっけ？お前の個性チート過ぎね？」
「ほんとそれ！あ、私は芦戸三奈！よろしく！」
芦戸と上鳴がAの席の前に集まり、それに釣られるように他の生徒もやって来る。
Aも自分に話し掛けてくる人間がいるとは想像していなかったようで、ぽかんとしていた。
「(高校生ってこんなに好奇心旺盛な年頃だったか？……私には理解しかねるのだけれど)」
Aと、A組生徒の過ごしてきた環境はあまりにも違い過ぎた。
孤独に過ごしたAと、周りに誰かが居たA組生徒。
全てを知るAと、まだ何も知らないA組生徒。
例えAが彼らと同年代だったとしても、Aには一生、好奇心という感情は湧かないだろう。
「(矢張りあちら側とこちら側での環境も、主要人物達の境遇も何もかもが違うな。分かりきっていた事だけど、こちらに来るのは初めてだし、
と、分析のようなものをするA。
不思議そうな目で見詰めてくる上鳴と芦戸に、『ああ』、と短く答えた。
「私の個性は……他人に言ってしまうと面白くないかもしれないな。まあ、魔術師とか、そういう風に考えてもらえると分かりやすいかもね」
Aの言葉に、つまらなそうに残念がる二人。
慣れない距離感に、Aが少し戸惑っている事に気づいている者は、誰も居ない。
続く (更新停止中)
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トロン(プロフ) - mokaさん» 返信遅れて大変申し訳ございません！ありがとうございます！更新頑張ります！ (2017年9月30日 19時) (
レス) id: d88c8a2e5b (このIDを非表示/違反報告)
moka - 面白いと思います！次の更新待機してます！ (2017年9月26日 15時) (レス) id: 0885ddcf50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トロン | 作成日時：2017年9月20日 21時
