3口目 ページ4
「えーと、
モニタールームに戻ってきたA達に、まずオールマイトはAに質問をした。
質問の意図がイマイチ理解出来ていないAは首をかしげてしばらくの間固まった。
が、小さく「ああ」と声を漏らして首を縦に動かした。
「うん。あのね、お腹空いちゃってね、我を忘れてたの。………多分」
「多分って言葉うっすら聞こえたよ！！？絶対覚えてたでしょ！！？」
「知らないもん」
そっぽ向いて話を逸らそうとするAにクラスメイトの大半は苦笑する。
が、しかし一人、秩序を乱すことを許さない生徒がAの前に立ちはだかる。
「大喰君！！君はこの戦闘訓練の時間をほぼほぼ無意味に過ごしたのだぞ！？いかに己の個性と他人の個性を活かし、いかに室内で冷静に戦うのか……それを考える機会を頂いたというのに君は……！！｣
そう、飯田である。その言葉にむっと顔をしかめたAが言い返す。
「自分の個性活かしたもん。轟君の氷食べたもん。初戦でいきなり不意打ち食らったら、誰だって困惑するし、ましてやあんな強個性を打破出来る戦法、思いつかないもん。まだ雄英に来てからそんなに経ってないし、お互いの個性を知り尽くしていない。あの様子じゃいくら私が氷を食べても轟君はまた氷を出してくる。無限ループだもん。爆豪君みたいに広範囲高火力の個性持ちの人がチームにいない限り、諦めるしか無いじゃんか」
先程までの舌っ足らずな喋り方はどこへ行ったのか。Aは不機嫌オーラをこれでもかというくらいに漂わせて話した。
まさかここまで言い返されるとは思っていなかったのか、飯田も思わず退けた。
「尾白君は近接戦闘なら得意そうだけど、今回は遠距離個性相手だったし、葉隠さんはそもそも隠れるのが得意な個性だし。敵だったらかなり強敵だったけど、守る側についたら不利だよ。……私も食べ続けるのしんどいし、氷なんて顎疲れるもん絶対」
それだけ発すると言いたいことを伝え終わったのか、ふう、と一息ついたA。
どうやら長く喋り続けるのは苦手らしく、心做しか疲れている様子だ。
ただのマイペースかと思いきや、内心ではかなり分析していた事にクラスメイトも意外そうな表情見せた。
オールマイトも、今のAの分析力には関心する素振りを見せていた。
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誰が母さんじゃ - 太陽食べてみたい(( (2020年6月11日 20時) (
レス) id: 2636f3ba20 (このIDを非表示/違反報告)
トロン(プロフ) - らぎのさん» え、え、え、ありがとうございます……！何かこちらこそありがとうございます状態です(？)更新頑張ります！ (2017年9月18日 7時) (レス) id: d88c8a2e5b (このIDを非表示/違反報告)
らぎの - 好きって言うかすきです。ありがとうございます大好きです。これからも頑張ってくださいな。 (2017年9月17日 23時) (レス) id: 195fbdfa3d (このIDを非表示/違反報告)
トロン(プロフ) - ユキさん» 競わないけど食べます(タイトル詐欺)ね！←ついつい笑ってしまいました！wありがとうございます！シリアスをぶち壊していく、いやシリアスすらも食べ尽くす天然シリアスクラッシャーこと大喰ちゃんの活躍に乞うご期待下さい……！！ (2017年9月13日 18時) (レス) id: d88c8a2e5b (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - なるほど、フードファイターって食べて悪い奴と戦うことだったんですね…てっきり食べて競う奴かと思ってました← という冗談はさておき、とても面白いですね…! (2017年9月13日 18時) (レス) id: 8e5b33dcd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トロン | 作成日時：2017年9月7日 22時
