トリコの実の妹で、あの人の恋人！！ (ページ6)

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5話ページ6

トム「何十回に分けて流すんだソレ！？相変わらず面白れぇ体してんな！！バロン諸島の南岸までしか行かねーぞ！良いか？」

トムが顔だけトリコに向けた。

トリ「十分だ。……あぁ、それと客が1人いるんだが、オラ小松！来るなら早く乗りな！！」

小松を見て、はやし立てるトリコ。

小松「ハ……ハイ！あの…遺書、書いた方がいいっすかね？」

トリ「船で書け船で！！」

『早く乗って！置いてくよ！ﾆﾋｯ』

小松「え！？ハ……ハイ！！」

小松も乗り、トムの船が走る。

ブゥウウウウ！

ボポポン

『！……あ、兄さん！一般ちょうだい？』

トリ「おう、良いぜ！」

『サンキュー！…ゴクッ…ウ～～ン美味しい！！！』

３本シャンパンを飲もうとしたトリコから1本貰い、飲むセシルを優しく笑い、残った2本をくるっと逆さにしてガブ飲みした。

トリ「んがーー」

ドヴォンドヴォン、ゴクゴク

トム「おいおい仕事前からシャンパンか？俺も飲ませろ」

トリ「……っ、はァただの食前酒さ、これから朝食だ、うんこして痩せた分食うぜ」

『！…また、そんな事言うのよ！兄さん！』

セシルが少し怒る中、トムが言う。

トム「それよりトリコ！何なんだそいつは！？見習いの美食屋か？」

『美食屋ではないよの』

トリ「こいつは依頼人の小松だ、どーしても1度死んでみたいそうなんだ｣

『ｸｽｸｽ……』

小松「そ…そんなこと言ってませんよ！！」

トム「依頼人！？わっはっはっ、物好きもいたもんだな！！怪我しても労災も何も下りねーぞ小僧！危険区は保険適用外だからな、死んで当然自殺と同じだ！」

トムが面白いものを見たという顔で言う。

小松「……ヤバイ……ほんとに遺書、書いとこ……新連載一回目から死ぬ準備って……」

『メタいこと言いながら、結局書くんだね……笑』

トリ「お前は勇敢だったよ……って遺族に伝えておくよ笑」

小松「まだ、死んでないっス！！｣(～Q～;)

そんな会話をする中、トリコが大きな魚、ストライプサーモンを取り出し、セシルは炭酸アップルという果物をリュックから出した。

トリ「んがーー｣ガフリュ

大きな一口を開け、サーモンの背中にかぶりついた。

トリ「んおーー！！うんめぇえーー！！がぶっ、んまい！！ｶﾞﾌﾞﾘｭ脂乗りすぎ！！ｶﾞﾌﾞﾘｭヤバイ！」

『はいはい……(呆)小松君、この状況は時期に慣れるわ笑…』