8話 ページ8
昨日の駅につき、今日は1人でカフェに向かう。
朝だからか、駅に向かう人が多いなあ
俺の住んでる街と景色が全然違うから新鮮で楽しいかも。
北「おっ、今日は2匹で散歩?今日は俺が1人だね」
昨日見た野良猫に会って話しかけてみたり、
北「朝は昨日の残りのカレーだな」
昨日カレーの匂いがした家は、朝もカレーの匂いだった
こんな風にゆっくり街を感じて歩けるの、すごく楽しいし癒される
______そしてこの街のあのカフェ。
北「良かった、看板出てる」
今日も小さく出ている看板。
1人だから少し緊張してドアを開ける。
「いらっしゃいま…あっ、昨日来てくださいました…?」
あの優しい声で出迎えてくれた彼女は、俺を見て少し目を開いてそう話しかけてくれた。
覚えててくれたんだ。素直に嬉しかった。
北「はい、今日は1人で。笑」
思わず俺も笑うと、彼女もまた微笑んでくれた
…可愛い、かも。
「モーニングもおすすめなので来てくださって嬉しいです。
今日はお1人様なので失礼でなければカウンター席でもよろしいですか?」
彼女はカウンター席を手で示して見せてくれた。
カウンター席はキッチンが目の前で、彼女の近くにいられるかもしれない。
北「はい。お願いします。」
迷うことなくカウンターを選んだ俺は彼女に対して何かしらの感情を持ってることを認めるしかなかった。
283人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Toraco | 作成日時:2024年1月9日 18時