29話 ページ29
休憩が短かったから、可愛い雑貨屋さんとかインテリアのお店を散策して何とかプレゼントをゲットしてきた。
時間があまり無いから早歩きでロケバスに戻ってたんだけど。
岩「何とか決められて良かったね!Aさん喜んでくれるとええな」
北「ありがとね!渡すの楽しみだなあ」
なんて翔吾と話してたら、少し先にAさんらしき人を見かけて。
北「翔吾、あのアクセサリー屋さんにいる女性Aさんぽくない?」
お店を指さして翔吾に聞いてみた。
岩「え!ほんまや!Aさんやない?話しかけてきなよ!」
北「う、うん!ちょっとだけ行ってくる!」
久しぶりに見たAさんにドキドキしながら近づいて行く。
Aさん、びっくりするかな?
どんな顔するかな、なんて考えてたら。
?「Aちゃん!待たせてごめんね?」
店から出てきてAさんに声を掛けた高身長の男性。
その人にAさんも笑顔で話しかけてて
「いえいえ!素敵なお店だったので見てるだけで楽しかったです!」
?「もー、たまにはわがまま言ったり怒ったりしていいんだよ?」
なんて話しながらお店を出て行った。
俺がいる反対に出て行ったし、帽子とマスクしてたから顔は見えなかったけど。
岩「北ちゃん…」
北「なんか、思ったより嫉妬してるかも」
どこの誰か分からない男の人と歩いてるAさんを見てすごくモヤモヤしたんだ。
北「俺以外に可愛い笑顔見せないで…」
そう呟いた時にはもう、彼女に向かって走り出していた。
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作者名:Toraco | 作成日時:2024年1月9日 18時