24話 ページ24
お店に入ってから1時間ほど。
お互いの好きなものや趣味の話をしたり、美味しいご飯を食べながらフミさん達も交えながら話しながら過ごしていたんだけど、
俺が明日仕事だから、お会計を頼むことにした。
1つ分かったのは、Aさんはかなりお酒が強いということ。
飲み始める前に、かなり飲むけど心配しないで。と言われたので飲みっぷりを楽しみにしていたんだけど…
「あら、ボトル無くなっちゃった！今日はお腹いっぱいだから、また次来た時にボトル入れるね」
そうフミさんに声をかけていたAさん。
キープしていた焼酎がなくなったらしい。
…しかも前回来た時に入れたボトルみたいで。
北「Aさん、そんなに飲んでるのに酔わないんですね。」
「お恥ずかしながら実は少し酔ってます。笑」
そう言って頬に手を添えたAさん。
確かに、いつものAさんより可愛くてお茶目なところもちょくちょく出ていたような気がする。
…おかげさまで俺の心中はずっと可愛いが止まらなかった。笑
フミさんから伝票受け取って、俺がお会計しに行こうとすると
「北人さん、私の行きたいお店に付き合ってもらったので今回は私が…」
北「"今回は"ってことは次回も期待していいってことですか？笑」
「…っ、それはその！そうなったら嬉しいですけど…」
顔を赤くして俯く姿は、恥ずかしさと照れが混ざってるように見えた。
北「俺がまた会いたいので、借り作らせてください。ね？」
ちょっと意地悪したくなった俺は、そう言ってAさんの顔を覗き込んだ。
俺と目が合うと更に顔を赤くして
「…私も会いたいです。今度は私が会いに行きます」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 283人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Toraco | 作成日時：2024年1月9日 18時
