17話 ページ17
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陸「にしても、本当に雰囲気いいね!」
ドリンクを待ってる間、みんなでお店の話をしていた。
樹「ほんとですね。都内にいるはずなのにここだけ違う街に来たみたいで心が癒されます」
壱「やなあ。Aさんも素敵な人やしな?」
みんなで話してると思ったら、Aさんの話で俺を見た壱馬。
北「も、もちろん素敵な人だけど…」
ま、まさか!?壱馬もAさんのこと…!!?
壱「北人、多分今考えてることはないから安心せえ?笑」
確かに素敵な人やと思うけどね、と付け足した壱馬。
そっか、違うのか…
北「良かったあ…って、え?なんで分かるの!?」
もしかして俺声に出てた…??
Aさんに聞こえてたらどうしよう!
岩「ははっ、北ちゃん話さんでも分かりやすいからなあ」
北「もー。誰にも言うつもりなかったのに」
俺が分かりやすいせいでみんなにはAさん惹かれていることに気づかれちゃった。
まだAさんのことほとんど知らないし、仲良くなれる自信もなかったからしばらく自分だけの気持ちにしておこうと思ってたんだけどね。
…知られたら知られたで、いいこともあるらしい
「お待たせいたしました、焼き菓子とドリンクのセット5つご用意いたしました。」
注文したものを持ってきてくれたAさんに、陸さんが何故か俺の方を見ながら話しかけた
陸「ありがとうございます!そういえばAさん俺たちと歳近そうですね?失礼でなければ大体の年齢聞いても…」
分かりやすすぎ!俺見過ぎ!!
だけど、質問の内容はバッチリです陸さん。
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作者名:Toraco | 作成日時:2024年1月9日 18時