16話 ページ16
買い物に行くために一度店を閉めたらしく、俺らしかいない店内。
久しぶり来たけど、やっぱり落ち着くなあ…
「あ、北人さんと最初に来てくださったときいらっしゃった…?」
俺らの注文をとりにきたAさんは、翔吾を見るなりそう声をかけた。
岩「そうです、覚えててくれたんですね!嬉しいです笑」
「すごくオーラのあるお二人だったので忘れられませんでした笑」
…そりゃあ覚えてるだろうけどさ?
俺も覚えてもらってて嬉しかったけどさ?
ちょっとだけ嫉妬する。ふん。
それに他のメンバーも。
樹「Aさんって言うんですね。俺は樹って言います」
壱「どのメニューも気になりすぎて選べないのでおすすめいただいてもいいですか?」
食い気味に絡みに行くじゃん!!
俺も話したいのにー…
Aさんと話すみんなを見て、ちょっと拗ねていた。
「北人さんは"いつもの"でよろしいですか?笑」
そんなときに聞こえた彼女の声。
みんなにはメニューを確認してたのに、俺にはAさんから聞いてくれて、特別扱いされた気がして嬉しかった。
北「はい、いつものでお願いします。笑」
「ふふっ、かしこまりました!少々お待ちください。」
頭を下げてキッチンに戻ったAさん。
俺のカフェオレっていつもの、なんだ
北「…へへっ」
Aさんのこと考えてたら無意識ににやけていたみたい。
樹「…わかりやすいっすね北人さん」
壱「顔に出まくりやな笑」
陸「恋する北ちゃん可愛い…」
岩「陸さんずれてません?笑」
みんながこんなこと話してるなんて気づかなかった。
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作者名:Toraco | 作成日時:2024年1月9日 18時