12話 ページ12
Aさんのお店に1人で行ってから1週間。
あれから本当の怒涛の日々が始まって、Aさんのお店に行く時間も取れずにいた。
仕事があるのはありがたいけど、全く休む時間がないのは体にくる。
今日の夜は生放送の歌番組があるから午前中はリハ、でその間にCLの撮影が入ってる。
北「そろそろ行きたいなあ…」
陸「ん?どこに行きたいの?」
頭で考えてたつもりが声に出てたみたいで、陸さんに聞かれてしまった。
北「あっ、いやー…コーヒー飲みたいなあって」
陸「へえー!行きたいコーヒー屋さんでもあるの?」
まあまあ声が大きい陸さん。
今はリハ前の楽屋だから割とみんなに聞かれてる訳で。
岩「あれ、もしかして北ちゃんこの前のカフェ?」
翔吾がそういうと、
樹「そういえばまだ連れてってもらってないっすね」
壱「俺もそんなに居心地ええなら気になるで」
この前食いついて来た2人も参戦してきた。
いや、こんなイケメン2人連れて行きたくないんだけど!!?
陸「そんな素敵なところあるんだ!俺も行くー!!」
人当たり最高、笑顔最強な陸さんまでも乗っかってきた。
Aさんと楽しそうに話す陸さんが簡単に想像できちゃうから、陸さんもダメ!ダメなの!!
…とは思うけど冷静に考えたら、これって嫉妬?独占欲?
ダメだ、これじゃAさんに好かれる前に嫌われちゃう!
それに俺もそろそろAさんのカフェオレが飲みたいし。
北「…翔吾、壱馬、樹、陸さんだけだからね!他の人は連れてかないからね!えっと、お店に16人も入らないんだから!」
できれば1人で行きたかったけどしょうがない。
次行く時は5人で行くかあ…
283人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Toraco | 作成日時:2024年1月9日 18時