残酷な世界で Fourth

EPISODE １６４　兄弟 ページ34

．




((トントントンﾂ！！


｢はーい｣

キルアとゲームに熱中すること、数時間。


私の部屋のドアが結構強めに数回ノックされた。

どうぞー、と声をかけるとノックの主が顔を覗かせる。





「や、やぁA。
　てっきり今日も部屋に来るもんだと思って
　たけど…「はっ！？A一体いつの間
　にブタくんと、、、！！」…あ"？」


「なんっでお前がAの
　部屋にｯ！！」((ｺﾌｰｯｺﾌｰｯ…

ありゃ、２人はあんまり仲良くないのかな、。


あ、でも兄弟なら小言とか言い合える方が仲良しなのかな、。

カルトとキルアもそんな感じだったけど何だかんだお互いのことよく知ってるし、仲良さげだったんもんね。



｢…喧嘩するほど仲が良いっていうのは
こういう事を指す言葉だったのか、、、｣



＿＿＿＿＿＿＿うん、本を読んだだけでは上手く情景が浮かばなかったけれど、、、

きっと今の状況が喧嘩するほど仲が良いという言葉の模範例だろう。


｢ごめんなさい、ミルキさん。
こちらから頼んでおいて申し訳ないとは
思ったのですが、今日はあいにく予定が
押してしまって。｣


｢…そうなんだ｣


｢明日は、午前中に少し伺いたいと思って
いるのですが予定とか大丈夫ですか？｣


軽く謝罪をして、ついで明日の予定も訊く。

ミルキさんの返答を待っていると、



｢へーきだろ、どーせブタくんは毎日
へやに引きこもってゲームざんまい
なんだから！｣

…と、横からキルアが口を挟んだ。




｢は！？
俺はお前と違って忙しいんだ！！
別にずっとゲームしてる訳じゃ…｣((ｺﾌｰｯｺﾌｰｯ


｢…あ、お忙しいのでしたら無理にとは｣



｢へ？あいやいや全然！！
全然構わないさ！？｣



｢ブタくんキモ…｣


｢…んだと！？！？｣

あ、これ長引くやつだ、、、、。




．

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