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お互い、マネージャーが迎えに来てくれて
倫也さんに支えられながら
はるちゃんの車に乗った。
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「じゃあね、可愛い酔っ払いさん」
『…ありがとう、ございました〜』
「じゃあ、はるちゃんお願いします」
「まかせてください、中村さん!」
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倫也さんとはるちゃんの
会話をなんとな〜く聞きながら
眠る体勢に入る。
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車が発進して、
はるちゃんからお水をもらい
少しずつ酔いが覚めてくる。
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『…どうしよ!はるちゃん!!』
「いきなり起きたと思ったらどうしたの」
『倫也さんの前で思いっきり酔っ払った!』
「ふふっ、Aちゃん、酔っても記憶だけは
残るってのも大変だね〜」
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そうなの。
私、どんなに酔っ払っても記憶は残ってて
酔いが覚めてどんどん思い出してくる。
いっその事何も覚えてなければ
恥ずかしいなんて思う事もないんだけど…。
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「なんか、やらかしたの?」
『いや…、やらかしてはないと思うけど』
「じゃあ、良いじゃない」
『いやいやいや、好きな人に酔っ払ったとこ
なんて見られたくなかった…!』
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倫也さんも酔っ払ってるし良いかって
思っちゃった数時間前の自分を
怒りたい…。
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「大丈夫だよ、中村さんすごい笑顔だったし」
『…ほんと?』
「うん、タレ目がもうたれたれだった」
『…可愛かった?』
「可愛かった可愛かった!」
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何言ったかとかの記憶とかは大体覚えてるけど
正直倫也さんの顔とかあんまり覚えてない…。
たれたれタレ目可愛かっただろうな〜。
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「はい、着いたよ」
『ありがと〜』
「明日は、入り時間遅いからゆっくり寝てて
良いからね」
『はーい!ありがと!』
「くれぐれも二日酔いはダメだからね」
『わかってます!大丈夫!』
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マンションの前で降ろしてもらって、
まだお酒が抜けてないから
ちょっとふわふわした足取りで
部屋に向かう。
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いつも倫也さんとご飯行くと緊張するけど
お酒のおかげでちょっとは
自然体でいれたなー…。
倫也さん、今日の事全部覚えてるのかな…。
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茜 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 そうだったんですね...。 それとパート2からパート3へ行ける様に なってました。 ありがとうございます。 (2019年3月25日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
優綺。(プロフ) - 茜さん» 一応、同業者は自分と同じ立場ってことで先輩とかそういうの関係なく同業者って事にしてます(><)続編つくったのですがとべなかったりしますかね?ちょっと色々いじってみます! (2019年3月24日 4時) (レス) id: ecea74f979 (このIDを非表示/違反報告)
茜 - またまた続けてのコメントですみません...。 物語.80の下には続くで終わっているので どうなのかなぁと思いまして...。 (2019年3月24日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
茜 - また続けてのコメントですみません...。 もうこの物語の続編ってあるのですか? 物語の各題名の80の下のほうの選択した内容を 見るの下には青色の文字でこの小説の続編を 見るとあるのですが...。 (2019年3月24日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
茜 - 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2019年3月24日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優綺。 | 作成日時:2019年3月11日 22時