倫也さん。-２-

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わいわいしながら、写真を撮って、

顔合わせも無事に終わった。



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予定よりも早く終わって、

次のお仕事まで少し時間があるから

もう少しゆっくりしていようと思って、

机に突っ伏しながら、バレないように

少し離れた場所に座る倫也さんの方を

ちらっと見ると


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「べーさん高校卒業したんだっけ」


「そうなんです！無事に出来ました」


「そりゃおめでたい〜」


「芽郁ちゃんにちょっと近づきました」


「ね〜、嬉しい」



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倫也さん、みなちゃん、芽郁ちゃんで

楽しそうに盛り上がってる。


私もそこに参加すれば良いんだけど、

あれだけ倫也さん不足って言っときながら

割と久々の倫也さんに

どう接しようか戸惑ってる。



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ほとんどお仕事で会って、真面目なお仕事の話とか

ばっかだったから、

どうしようかって感じ。



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『ねぇ、はるちゃん』


「なぁに」


『倫也さんにね、

"歳下好きになった事ある？"って聞かれたの』


「…うん」



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たまらず、一緒に来てくれたはるちゃんに

話しかける。

倫也さんには聞こえないように

ヒソヒソ声。



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『…もしかして、

みなちゃんとか芽郁ちゃんかな〜って』


「いや〜…、それは流石に歳下過ぎない？」


『…そうだよね。まだ１０代だもんね』



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１８歳と１９歳って言ってもまだ１０代。

倫也さんは３０代で。

約１０歳差なわけで。

流石にそれはな、なんて思うけど

好きになるのに年齢なんか関係ないって

思ってる私は、どんどん悪い方向に考えちゃう。



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