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綺麗に畳んだ倫也さんのコートを
鞄から出す。
ちょっとだけ、名残惜しいななんて
思っちゃう。
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でも、今日はちょっと時期は早いけど、
やっとドラマの放送日って事で
朝から倫也さんとまっけんと
電波ジャック。
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『おはようございます〜…』
「おはよ〜」
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時間まで暇だから
倫也さんの楽屋に遊びに行くと
眠そうに目を擦りながら、
こっちを見る倫也さんがなんだか
小さな子供みたいに見えて、ついつい笑っちゃう。
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『ふふっ、倫也さん、眠そうですね』
「ちょっと昨日寝れなくてね…」
『何かあったんですか？』
「んや、ちょっと考え事で」
『そうですか…、あ、これ。
ありがとうございました』
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持ってきたコートを倫也さんに渡す。
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「あぁ、どういたしまして」
『流石にコートは洗えなかったんで、
ミスト吹きかけたんですけど…』
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いつも私が洗濯機で洗えない服とかに
良くかけてるミストを、
苦手な匂いとかだったらどうしよう
なんて思いながらも、かけといたんだけど…
どうだろ…。
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手に持ったコートに鼻を近づける
倫也さんを見ながら、ちょっと不安。
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「…Aちゃんの匂いだ」
『ぇ、あ、私も良く使ってるやつなんで！
…匂い、大丈夫ですか？』
「全然大丈夫！むしろ好きな匂いだわ」
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そう言って、優しく笑ってくれる倫也さん。
良かった…。安心。
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「これ着る時、いつもAちゃんの匂いするの
なんか、良いね」
『…やめてください、恥ずかしい』
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冗談だろうけど
恥ずかしくて思わず、顔を手で覆うと
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「俺、Aちゃんの匂い好きなんだよね」
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…あぁ、もう顔見れない。
冗談なのか本当なのかわからない。
本当であってほしいなんて、変な期待をしちゃう。
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茜 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 そうだったんですね...。 それとパート2からパート3へ行ける様に なってました。 ありがとうございます。 (2019年3月25日 1時) (
レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
優綺。(プロフ) - 茜さん» 一応、同業者は自分と同じ立場ってことで先輩とかそういうの関係なく同業者って事にしてます(＞＜)続編つくったのですがとべなかったりしますかね？ちょっと色々いじってみます！ (2019年3月24日 4時) (レス) id: ecea74f979 (このIDを非表示/違反報告)
茜 - またまた続けてのコメントですみません...。 物語.80の下には続くで終わっているので どうなのかなぁと思いまして...。 (2019年3月24日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
茜 - また続けてのコメントですみません...。 もうこの物語の続編ってあるのですか？ 物語の各題名の80の下のほうの選択した内容を 見るの下には青色の文字でこの小説の続編を 見るとあるのですが...。 (2019年3月24日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
茜 - 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2019年3月24日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優綺。
| 作成日時：2019年3月11日 22時
