倫也さん。

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「寂しかったから、ご飯付き合って」


『え…？ご飯、ですか？』


「そう、ご飯」


『良いですけど…』



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むしろ、私もご飯来たいし…。

了承すると、嬉しそうに笑う倫也さん。



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「じゃあ、今日撮影終わったらそのままね」


『わかりました…』


「んふふ、今日も頑張れそ〜」


『わっ、…倫也さん？』



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うりゃうりゃって変な効果音を

言いながら、

私の両頬をむにむにする。



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倫也さん…、何してるの。

すっごい笑顔でほっぺた触るじゃん！

なにこれ！



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「よし、満足したからタバコ吸ってくる」


『…えぇ、あ、はい。いってらっしゃい…』



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タバコを手にして、喫煙所に向かった

倫也さんの後ろ姿はなんだか、

うきうきしてるように見えた。



ときどき、倫也さん良く分からない行動したり

するから、なんだか私は振り回されっぱなし。



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「A、ぼーっとしてどうしたの？」


『あ、まっけん』


「なんか、ぼーっとしてる」



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倫也さんの後ろ姿を眺めてたら、

撮影が終わったまっけんが

いつの間にか隣にいて、

顔を覗き込んで、つんつんって突っつかれる。



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『うん？してた？』


「うん」


『ふふっ、ちょっと疲れてたのかな』


「…そっか、ねぇ、僕ともご飯行こうよ」


『え！行きたい！！連れてって！』


「Aのお願いなら連れてく」


『わーい！嬉しいな〜』


「僕も嬉しい〜」



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倫也さんともご飯決まって、

まっけんともご飯行くの決まっちゃった。


嬉しいな〜。

まっけんとふたりでご飯なんて

初めてだ。


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