【稲荷崎】部員がバレー部目当てだった件。【ハイキュー】

とりま待機。 ページ26

LINEで謝るのもどうかと思い、とりあえず待つことにした。
男バレの休憩中に言えればええんやけど…
てかもう練習始まってんのか？始まってないんやったら今のうちに……
そう思い体育館を覗くといいタイミングだったらしい。








｢…宮くん！｣
｢｢なんや？｣｣
｢……ｱｯ｣




そうじゃん、宮くんて2人おるやんけ。あほ、あほなんか私…




｢あー、え、っと……治くん？の方なんやけど…｣

流石にもう片方の方に申し訳なくなったが許して欲しい。名前呼びって馴れ馴れしいからなんかあれやろ、嫌やろ向こうも。



｢…足大丈夫やったん？｣
｢そんな重傷じゃないよ……あと、さっき勝手に体育館戻ってごめん｣
｢……許さん。｣
｢エッ｣
｢足、痛いんやろ。嘘つくなや。｣





まさかの見破る系男子だったのか…
｢ご、ごめん｣と謝ると｢…じゃあ、治って呼んだらええよ。｣とかいう謎の提案。




｢あ、いや、それはあれやん、私が呼ぶ立場やないでしょ？｣
｢でもどっち呼んどるのかわからん。｣
｢…それはお察し願いたい……｣
｢んな能力ないから。｣
｢デスヨネ。｣



はよ、と言わんばかりに見てくる宮くんに諦めモード。確かに宮くんが言ってることは正論だ。どっち呼んでるのかわからんのはホントのことやし…
しゃーない、しゃーないわ自分。みんなもそう呼んでるし紛れられるだろ…



｢…治、くん？とりあえずいろいろありがとな！｣
｢角名も呼び捨てなんやから俺もいらん。治でええ。｣
｢……治。｣
｢…ん、どういたしまして。｣







何このカレカノ的なやつ……

もはや雑用委員会。→←少女漫画みたい。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す