【稲荷崎】部員がバレー部目当てだった件。【ハイキュー】

予想外の観戦者に目が取れるかと思った。 ページ22

とりあえずコールドスプレーをあてた後、保健室に行くことになった。最近怪我しすぎだわ。
元々まともなメンバーが多くない部員に頼る訳にも行かず、一人で行くことにした。
…で、体育館のドアを開けた瞬間目がとび出た。(気持ちだけ)









｢…まだバレー部開始の時刻じゃないよな？｣
｢早く来ただけや。｣
｢……いつからおった？｣
｢結構前。｣
｢そか〜｣


まさかの宮治。もう1人ももう時期来るだろうなぁ、と思いつつ足を進めると なぁ、と声をかけられる。

｢……さっき、足踏まれとったやろ。｣
｢あー、ああいうのバスケであるあるやから気にしなくてえーよ！｣
｢ちょっとここで待っとって。｣


そう言って校内へ走る宮治。え、何だこの主人待ってるワンコの気持ち…(？)
とりあえず言われた通りに待ってれば、｢げ｣と声が聞こえ相手の顔を見て｢あぁ…｣と一気に気持ちが沈んだ。




｢…午前使うのは女バスなんや？｣
｢そうだよ。｣
｢お前はサボり？｣
｢や、休憩中！｣



｢2人して来るの早いな｣と笑って校舎をちらっと見る。
出来るならはよ戻ってきて欲しい宮治。この人と二人きりは話題が尽きる。


｢そろそろバレー部揃うで｣
｢あ、そうなん？じゃあこの試合で最後か…｣




思わず顔が曇り、あのポニーテールの子を倒せないことに気づく。
それはダメだ。絶対にあいつは許さん。

｢…え、おい、｣



気づけば足は動いていて、顧問の前に立っていた。









｢…この試合出させてください。もう平気なんで。｣









あいつをぶっ倒さなきゃ気が済まない。

夢中になれば感じない。→←ファウルは慣れっ子。

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