宿所のバイトさん【ハイキュー】

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犬猿の仲のスポーツとお別れした後、袴に着替えた私は昼食の準備に呼ばれた。









ここで問題です、私は料理が作れるでしょうか？









答えはイエス、見た目はそこまで綺麗じゃないけど、流石に宿泊所でバイトしてるから人並みには作れる。









けど、お前は危なかっかしいから運んでくれるだけで十分、なんて言われて早半年。









お陰で腕の筋肉は鍛えられている。









「…はい、宮坂これ運んで」









「了解でーす」









よいしょ、と言葉を漏らし、お盆を２、３枚持って行き、台に乗せる。









流石に素手で大広間に持っていくのはキツイからね。









こんな動きを何往復かすると、台はもう置ける所がなくなるのを確認すると、コロコロ転がし大広間まで持っていく









…さぁ、ここからだ。









今日はとぉっても、とぉっっても多いこの人数。









プラス、育ち盛りの男子高校生の料理の量はハンパない。









それをこの長細いテーブルに間隔を考えて並べなければいけないのだ。









しかも、料理を作るのに手一杯で生憎並べるのは私1人。









……１時間で終わるといいな。









なんて願ってから、袴の袖を紐で括り、少しだけ深呼吸をした。

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