宿所のバイトさん【ハイキュー】

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トサカから取り返した鍵を片手に宿所に入る









これ、店長に返さないと行けないんだっけな…









……うはぁ…めんどくさい









というか店長どこだよ、なんて思いながら宿所内をうろちょろ。









「おい影山！！フライングだぞ！！？」









「しるかボケェ！！」









あそこにいるのは……オレンジと……黒？









…あれ、なんかこっち走ってきてね？









あ、これって時すでに遅しってやつ？









ﾄﾞﾝｯ









「え？……あ！！」









ぶつかってきたのは黒の方









「……っつー…」









「…って……あ、すんません」









私は肩を、相手は腕を押さえながら顔を見合わせる









わぁ、こんな長身の人にぶつかったんだ。









なんっっにも嬉しくないんだけどね？！









「こちらこそごめんなさい。」









とりあえず大事にするのはめんどうだし、軽く頭を下げて歩き始める









「っあの！！ここの、宿の人、ですよね？」









オレンジ君が話しかけてきた。









なるほど、君のコミュ力はすげぇんだな。









「はい、そうですよ」









「俺、烏野高校１年日向翔陽っていうんだ！！」









「影山飛雄…っす。」









「…なんだ、1年生か。私は宮坂。宮坂A。……一応、音駒高校3年」









「「音駒？！」」









……あ、やっぱり言わなきゃよかったかも。

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