【ハイキュー】脇役の青春。

青春14 ページ15

叫び声やら笑い声やら色々聞こえてくる








とりあえず、寒いしさっさと帰ろう。









泉「あっ、A！」









…なんでこういう時に限って存在に気づくんだあいつは…









振り向かざる負えないじゃないか…











「…ども。」









軽く会釈して泉の方に視線を送る









当の本人はにっこにこしているようだ









…おいこら、私家帰る予定だったんだぞこら









そんな声はエスパーでも無い限り相手にはとどかない









「…で、泉どうしたの」









泉「みんながね、Aに渡したい物あるからさっ」









“明日でもよかったんだけど、やっぱ当日の方がいいじゃん？”
と言いながら各自カバンやらリュックを漁り出すマネさんズ









……異様な光景だ。









そして、いつの間にか包装された袋が目の前に一括りになっていた









「…え」









その持ち手には、マネさんズの手が。









「「「ハッピーバレンタイン！」」」









ソプラノの心地よい声が揃って、ニコニコとしている者、照れくさそうにしている者…









……そして、自身の頬が緩むのが感じられた。









「ありがとう、ございます。」









らしくも無く両手で受け取ると、満足そうな表情が見えた。









…途中、「俺達のは？！」という声が聞こえたのは知らないふりをしよう。

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