【ハイキュー】脇役の苦労。

苦労19 ページ23

…






『…もう、やめよう。』








『今の皆はただの雑巾だよ！…なにそれ、バレーは繋ぐ競技でしょ？！！』








『選手じゃないお前に何がわかる…！！』








『っそんなこと…今の貴方の気持ちなんて知りたくもない！！』








「「カットー！」」








ただいま、放課後。








だんだんと劇も形になってきて、役者の皆は大変そう。








もちろん裏方も準備とやらあるけどね。








先輩「おら、仕事サボんなよ。」








「こら、台本は叩くもんじゃないですよ。丸まってかわいそうじゃないですか！！」








先輩「お前は無駄などこでガチトーンにすんな！」








「ｺﾞﾌｩｯ…」








思いっきり台本で叩かれた。








あーいてぇ。








先輩「…おい、なんか自分のことで言うことないか。」








「なにいってんですか、サトリにでもなりたいんですか。」







先輩「ちっげぇよ！！その右腕どうしたんだっつってんの！」








「あぁ、これですか。朝柱におもいっきりぶつけました。」








先輩「そうか、状況を説明しろ。」








「目覚まし時計。」








先輩「おう、何となく察した。お前よく怪我すっから救急箱借りといてよかったわ。」








「なんですか。バカにしてるんですか。」








先輩「それ以外何があんだよ。」








「尊敬。」








先輩「んなことあったら明日槍が降るわ。」








「ハイ。わかってました。」








先輩「じゃあおとなしく手当てしてろ。」








「…ハイ。」

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