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とりあえず、落ち着かなければならない。
そう思い下へ降りる。
「あら、起きたの?早いのね。」
お母さんだ。
「あ、うん…。ちょっとね。」
「今日は午後から遥希君と家で勉強するんでしょう?」
「えっ?」
遥と…?
4ヶ月前のことを思い出そうとする。
あぁ、そんなこともあったような。
「あれ?今日じゃなかったかしら?」
「あ、いや、ううん!今日!」
「遥希君にしっかり教えてもらうのよー?」
「はーい。」
そう言い、洗面所へ行き顔を洗った。
やはり、夢じゃない。
リビングへ戻り冷蔵庫からお茶を取り出し、コップ一杯飲んで部屋に向かった。
「どうすればいいんだろ…。」
元の時間には戻れないのだろうか?
戻るとしてもどうやって?
ここで生きるしかない…?
…待って。
もし、漫画やアニメのようにこれからの行動で未来が変わるなら…??
もしかしたら、《アノ日》を回避できるんじゃ…?
私の人生が変わった《アノ日》。
《アノ日》を回避できるなら…!!
「私は未来の私のため、絶対に《アノ日》を回避してみせる…!!」
決意を固め、声に出した。
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作者名:ももも | 作成日時:2018年2月16日 23時