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12月24日の午後7時半。

世間はクリスマス・イブで盛り上がっている。

そんな中、私は思い出のビルの屋上にある小さな公園のブランコに1人座っていた。

いつもは人がいるこの公園も、
今日は下の階でクリスマス・イブのイベントをしているからか、私1人しかいない。


とても静かだ。

ブランコを少しだけ漕いでいると、突然風が吹き、巻いていたお気に入りのマフラーが飛んでいった。

解けかけていたのか、簡単に飛んでいってしまった。

幸いなことに、公園の端にある柵に引っかかる。

「よいしょっ…と…。ん…良かった…。」

私はマフラーを取りに行き、安堵する。
ふと下の道路を見ると、イルミネーションが見える。

「綺麗だなぁ…。…遥と見たかったなぁ…。」

死んでしまった彼を想い出す。
ボソっと呟いた直後だった。

後ろでドンッと音がする。

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作者名:ももも | 作成日時:2018年2月16日 23時

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