はじまり ページ1
ずっと昔から知っていた。
呪術界は腐っている。
だから俺はこの呪術界を改革する。
そのために本家が薦める京都校ではなく五条悟を筆頭に改革派の居る東京校に来た。
「なーんて、言うと思った?
ごめんね。虎杖くん」
俺は迷わず虎杖くんの胸に刀を貫通させた。
血を吐きながら肩で息をするその姿は、なんとも痛々しかった。
虎杖くんは振り返りながら言う。
「〜ッッッ、!!………どうし、て?」
それはね、
俺が禪院Aだからだよ。
口に出したかは定かでないが、地面にひれ伏す彼にはもう聞こえてはいないのだろう。
俺は刀を振り、ついた血液を飛ばす。
そして、忘れかけていた一級呪霊を一薙で祓う。
一息つく事もなく、俺は携帯をだして連絡を取る。
「終わりましたよ」
俺の声が静かに響いた。
続く お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
6人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あの時、空は蒼かった | 作成日時:2021年3月21日 2時