第88話 ページ44
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「あぁ、そういう事か」
取り巻きの子たちが慌ててこの男に説明をし、真剣にその説明を聞いた後そう呟いた。
「シンお前、ちょっとくらい行ってやれよ」
「……は？」
まさか私に矛先が来るとは思わなかったため、心の底からのは？が出てしまった。目の前の訓練兵はビクッと肩を震わせさっきより弱々しく反論する。
「い、いや、1分ぐらいなら時間使ってあげたっていいだろ…？シンが色々忙しいのは分かるけどさ…ね？」
おいおいおい此奴なんも分かってねーな。
「…はぁ、じゃあ後で行くから。これでいいだろ？」
「！っ、うん！ありがとう！」
しょうがなく折れてやると、8時に待ってるからね！と言い残して取り巻きと一緒にこの場から消えていった。
「はぁ…やっとどっか行った」
「ははっ！とか言ってお前、ほんとは優しいもんな」
何故かにこにこでこっちを見てくる。
「は、優しい？なんで？」
「え、だって…」
「私は行かないよ？w」
「えぇ？！」
え、いや、だって今…とあたふたしている様子が面白くてつい吹き出してしまう。
「ぷはっ！なんだその顔！」
「でも…！でも今行くって…！」
「指定の場所に行くとは言ってない。ただ後で行くって言っただけだから。行かないよ」
またあの変な阿呆みたいな顔をするので抑え切れず笑っていると、通りすがりの将校にぶん殴られてお互い元の作業に戻って行く。
そういえば此奴午前の訓練で同じチームだった奴か。
名前…なんだっけか。まぁいいや。
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「Aは今から見張りめう？」
「うん、そう」
「ゾムと仲直りせぇよー」
「うるせ」
オスマンとトントンと3人でカレーをたべながら話す。
久々の食事だ…。朝からなんも食ってないからこのカレーが有り得ないぐらい美味い…。
そんな事を考えながら食べていると、トントンのスプーンが止まっていたためそっちに視線を向ける。
するとトントンと目が合った。
やべ、思いっきり食い過ぎたか…？
「シンって……ほんまいつもポーカーフェイスだよなぁ」
「そお、か？」
「俺が朝から何も食ってへんかったら多分、目ぇがんぎまりでお前らの分のカレーも全部奪って食い散らかしてたで」
「豚かよ」
危ねぇ〜
此奴が豚並の食欲のおかげで紛れられたわ。
トントンから見たら普通に見えるのかこれが。
「でも意外めうー。Aってトントンと同じ量のご飯食べるんやね〜」
「これが普通だろ。オスマンが少ねーだけ。な？」
「せやせや」
「いやだとしてもお前らのご飯の量は異常やで？！通常の5倍はあるやろ！」
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シロクマ苺スムージー(プロフ) - ほいさん» すみません確かにそうですよね…！でもこれから距離が縮まったら名前の方を呼ばれることの方が多くなるので期待してて下さいっ…！ (1月18日 6時) (
レス) @page39 id: 2e0196e099 (このIDを非表示/違反報告)
ほい - あの、申し訳ないんですが固定名が多くて、、もっと名前も使って欲しいです (1月17日 23時) (レス) id: 7356148585 (このIDを非表示/違反報告)
シロクマ苺スムージー(プロフ) - ピッピ168号さん» ありがとうございます！！わちゃわちゃした感じが皆好きだと思うので第３章でもたくさん入れていこうと思います！頑張ります…！ (12月30日 0時) (レス) id: 720823a63a (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - rb…キスはあかん…。そして夢主ちゃんを全力で守ろうとするutknぎゃわいいいいい(やかましいわ)zmも照れてるかわいいマジ無理すきぃっ！！！ていうか皆かわいい！好き！更新頑張ってください！ (9月2日 14時) (レス) @page23 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
シロクマ苺スムージー(プロフ) - とぷすさん» ありがとうございますっ！！こういう世界観を好きになって下さる方が多くてとても嬉しいです…！頑張ります！ (8月11日 0時) (レス) id: 720823a63a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シロクマ苺スムージー | 作成日時：2023年6月2日 23時
