☆.38 ページ38
何それ
何それ、何それ
" 大事な奴 " って、何それ
私が、混乱しながらも
しっかりと聞いた
丸山さんが言った
大倉との会話は、こうだった
------------------------------
『マル』
「わっ！あ、おは…」
『昨日の話なんやけど』
「へ？」
『昨日、マルが言ってた子』
「あ、うん！どうしたん？」
『…………ら』
「え？なに？」
『………そいつ、俺の幼なじみやから』
「えっ！？！？そ、そーなん？？？」
『おん』
「うわー、ビックリやぁー！！！！」
『せやから、やめて』
「え？」
『あそびとか軽い気持ちとか、そんなんやったら、ほんまにやめて。あいつに関わらんとって』
「え、ちょっと、どーした…」
『俺にとって、大事な奴やねん』
「………」
『中途半端なことしたら、許さんから。たとえ、マルでも』
「………………好き、なん？」
『は？』
「Aちゃんのこと！」
『お前が、Aちゃんとか言うな』
「えぇ〜…っ」
『あいつのこと傷つけたら、しばくからな』
「そ、そんなつもり、ないで？」
『…………』
「………俺のこと、信用できひん？」
『……………………ちゃうよ』
「え？」
『…………マルやから、困ってんねん』
「それって、どういうこ…」
『とにかく、言っておきたかっただけやから』
「………」
『ごめん、いきなり』
------------------------------
「大倉に幼なじみがおったこと自体、今まで知らんかったから、もぉほんまにビックリして…」
あ、どうしよう
丸山さんの話
ちゃんと聞かなきゃって思うのに
全然、入ってこない
「あ！僕、ほんまにそんなつもりちゃうくて、Aちゃんのこと、あそんでやろーとか、これっぽっちも思ってな…………」
ピタッと、
丸山さんの言葉が途切れた
「えっ？だ、大丈夫………？？」
「……え？」
「いや、だって………」
丸山さんに言われるまで
気付かなかった
「………泣いてる、から」
いつの間にか
いつからか
私の目からは、涙がこぼれていた
.
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tomo.(プロフ) - まききさん» ありがとうございます！吹っ切れた主人公が、今後どうなるのか…大倉くんの真意は…じれったい2人をあたたかく見守って頂けると嬉しいです(^^)更新がんばりますね！ (2015年9月18日 20時) (
レス) id: c052333385 (このIDを非表示/違反報告)
まきき(プロフ) - こんばんは☆更新お疲れ様です！主人公ちゃんの吹っ切れた様子に、わたしまで清々しいです。たくましい子ですね☆また、たっちょんの前日の行動気になりまくりです！楽しみにしてますね！ (2015年9月13日 21時) (レス) id: 3542d6d295 (このIDを非表示/違反報告)
tomo.(プロフ) - みちゅさん» ありがとうございます！はじめまして(^^)この作品を楽しみにして頂いて、そして他の作品も読んで頂けているなんて、ほんとに感激です(T_T)ありがとうございます！更新がんばりますっ！！ (2015年9月13日 16時) (レス) id: c052333385 (このIDを非表示/違反報告)
tomo.(プロフ) - あーちゃんさん» ありがとうございます！ずっと書きたいなぁ、と思っていた、幼なじみのじれったいお話です(^^)これからも読んで頂けると嬉しいです！更新がんばりますね(^^) (2015年9月13日 16時) (レス) id: c052333385 (このIDを非表示/違反報告)
tomo.(プロフ) - ちゅーちゅさん» ありがとうございます！そんなに楽しみにして頂けているなんて、嬉しいすぎます(T_T)更新、精一杯がんばりますっ！！！ (2015年9月13日 16時) (レス) id: c052333385 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tomo.
| 作成日時：2015年9月8日 0時
