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赤葦side
日曜日。
今日は男女とも午前練だったから、Aを連れてスタバに来た。
というのも、Aがスタバの新作をたいそう飲みたがっていると木兎さんに教えてもらったからだ。
何でもこの前木兎さんが木兎さん母と出掛けた時、一足先に新作を飲んだらしい。
で、それをつい昨日ポロッと言ってしまって、Aがすごく不貞腐れてしまったと。
｢今ね！！A、俺にはめちゃツンツンしてきて近寄れないの！！アカーシお願い！！Aの機嫌直して〜！！！｣
なんて練習前に騒ぐもんだから、急遽午前練終わりの女バレに突撃しなければいけなくなったのだが。
まぁ、Aとデートできる口実になったのだから、木兎さんには一応感謝している。
『おぉ〜！リンゴ…！』
目の前で嬉嬉として新作の写真を撮るA。
何なんだろう、この小動物感。可愛い、ひたすら可愛い。
黙って無音カメラを起動しAを撮る(その間約3秒)。
『じゃあいただきまーす！』と、元気にストローに口をつけたAに続き、俺も自分のキャラメルフラペチーノを飲み始める。
ふわりと甘さが口いっぱいに広がる。うん、安定の美味さ。
『んん〜、これ当たりだぁ』
頬に手をやり、彼女はうっとりと呟く。
確かに、もう見た目からして当たりっぽい。
｢Aの美味しそう｣
『美味しいよ〜…1口飲む？』
｢ん、じゃあ俺のも｣
『わー！ありがとう〜』
彼女から受けとったそれを1口飲む。
ふわりとリンゴの香りが鼻腔をくすぐった。
…これはいい。
向かいに座る彼女も、キャラメルフラペチーノを飲むと『やっぱり安定だねぇ』と微笑んだ。
お互いに交換していたドリンクを戻す。
そこからやはり小動物のようにフラペチーノを必死に飲む彼女に癒されていた。
あの声がするまでは。
｢やぁ〜、赤葦くんじゃないですかぁー｣
間延びした言葉に嫌な予感がして振り返る。
そこには黒尾さんと孤爪の姿。
｢孤爪………と、黒尾さん｣
｢なんで俺を見てそんなに嫌そうな顔をするのかな赤葦くーん？｣
てかデート？彼女〜？と小突いてくる黒尾さんにそうです。と適当に返した。
｢へぇー、じゃあこの子が噂の木兎妹？？｣
じっくり、にやにやしながらAを見る黒尾さん。
正直目付きが変質者にしか見えない。
彼女も流石に気付いたのか、顔を上げて黒尾さんを見る。そして一言。
『…とさか？』
”ぶひャひャひャ、何この子おもしろ！”
”ちょっとクロ、ここ店内、うるさい”
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とみーさん(プロフ) - アニメ大好きwomanさん» ありがとうございます！本当に更新お待たせして申し訳ないです(--;) (2019年10月2日 1時) (
レス) id: e806159e05 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好きwoman - とっっても面白いので早く続きが読みたいです！ (2019年9月30日 3時) (レス) id: 8b1d0909e8 (このIDを非表示/違反報告)
とみーさん(プロフ) - 鶴まじ天使さん» うわぁぁありがとうございます！ (2019年8月31日 0時) (レス) id: e806159e05 (このIDを非表示/違反報告)
鶴まじ天使(プロフ) - ふふっ夢主ちゃんと赤葦のやり取りが見てて微笑ましいですね(笑)すごく微笑ましくて面白いです！これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2019年8月29日 7時) (レス) id: 2390bd5229 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とみーさん | 作成日時：2019年8月20日 12時
