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赤葦side
自主練終わりの帰り道
俺と木兎さん、Aに碧波さん、そして金目とあんちゃんの6人で固まって帰る。
……最近固定メンバー化してきたなぁ、なんて考えていると隣のAがちょんちょんと袖を引いた。
『あかーし聞いて〜！修学旅行ね、3組も2日目に函館行くんだよ！』
前を行く木兎さんと碧波さんの背中を追いながら、隣に並んできたAの手をさりげなく取る。
｢そうなの？じゃあ俺らと一緒だね｣
と言うと、嬉しそうに目を細めてこくこく頷く。
…ああ、もう。可愛いなぁ
ゆるりと繋ぐ手を緩め、指を絡めて恋人繋ぎにする。
ご機嫌なA越しに、後ろでニヤニヤする金目と不機嫌オーラを発するあんちゃんが見えた。
『あのね、それでね……』
少し照れくさそうに口を開いた彼女。
何か言いかけて、それでも照れに勝てないのか口を閉じてしまう。
……まぁ、何となく言いたいことは分かるけれど。
完全に閉口してしまったA。
そんな姿も可愛らしくて暫く見守っていたのだけれど、何かいじめてるみたいで居た堪れなくなって、助け舟を出すことに。
｢……ね、A。俺らのクラス夜景見に行くんだけど、3組もだよね？｣
『うん』
｢じゃあ、多分時間帯被るからさ…一緒に夜景見ない？｣
と、言った瞬間目を輝かせてすごい勢いで首を縦に振るA。いや、ヘドバンか。
『ふふふ〜』とふやけるAの後ろで、金目のニヤニヤとあんちゃんの不機嫌オーラがさらに増大したのを感じた。
暫く行ってあんちゃん、次いで木兎兄妹･碧波さんと別れ帰路につく。
Aたちの姿が見えなくなった瞬間、相変わらずニヤニヤの金目が口を開いた。
｢いや〜赤葦やるねぇ｣
その言葉に首を傾げる。
｢何が？｣
｢ほれ｣
ドヤ顔で見せられた金目のスマホ。映し出されていたのは、某トークアプリのトーク画面だった。
六花ねぇ、何で君らいきなり函館派になったのw
六花最初違うとこ言ってたじゃんw
伊丹いやー、赤葦に布教されてさ〜
伊丹おっ、いいじゃん函館!ってなったんだよみんなw
｢…｣
｢いやぁ、策士ですなぁ赤葦くん？｣
…やっぱバレたか。
｢私にバレないとでも？｣
金目の勘は存外侮れないと、この日再認識させられたのだった。
”でもさ、3組が2日目に函館行かなかったらどうする気だったの”
”勝田から情報来てたから、それは知ってた”
”つよ”
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とみーさん(プロフ) - アニメ大好きwomanさん» ありがとうございます！本当に更新お待たせして申し訳ないです(--;) (2019年10月2日 1時) (
レス) id: e806159e05 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好きwoman - とっっても面白いので早く続きが読みたいです！ (2019年9月30日 3時) (レス) id: 8b1d0909e8 (このIDを非表示/違反報告)
とみーさん(プロフ) - 鶴まじ天使さん» うわぁぁありがとうございます！ (2019年8月31日 0時) (レス) id: e806159e05 (このIDを非表示/違反報告)
鶴まじ天使(プロフ) - ふふっ夢主ちゃんと赤葦のやり取りが見てて微笑ましいですね(笑)すごく微笑ましくて面白いです！これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2019年8月29日 7時) (レス) id: 2390bd5229 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とみーさん | 作成日時：2019年8月20日 12時
