元ヤンを好きになりました 3

両親不Ψの彼の家に遊びに行こう ページ18

…亜蓮くんのお父さん…威圧感がすごい……
頭は坊主だけどバリアートすごいし、肩や腕はタトゥーだらけだし……
現役バリバリの半グレじゃない？

「おう……亜蓮が世話になってるな」

こわっ！！！！
わたしは箸と取り皿を持ったまま思わず立ち上がる

A「は！はじめまして！！
亜蓮くんとお付き合いさせていただいてる
朝海Aです
亜蓮くんにお世話になってます」

亜蓮くんのお父さんがサングラスを外してわたしを見る

「おー！！これが亜蓮の女か！」

お父さんは笑っていて
見た目より全然いい人そうで安心した
こうして見たら、亜蓮くんはお父さん似なのかもしれない

「へっ、おめーのことだから母ちゃんみてえなのと付き合うかと思ってたけどよ」

亜「ほっとけ」

亜蓮くんのお母さん……どんな、感じなんだろう
元レディースだっけ？
お父さんがこんな感じだからやっぱりお母さんもタトゥーだらけのゴリッゴリのヤンママなのかな……

「腰周りもしっかりしてるしよ…こりゃあ元気な孫も期待できそうだな！ははは！！」

「ゆっくりしていけよ」とわたしに言って、亜蓮くんのお父さんは部屋を出ていった





亜「変なこといいやがってあの親父は……」

A「わたしと、亜蓮くんのお母さんは正反対ってこと？
気にしてないよわたし」

亜「孫がどうとかよ……」

A「あ」

亜「いくらなんでも気がはえーだろ」

A「はははたしかに」




亜「結婚したら窪谷須Aか…」

A「！？」

亜「俺はよ
半端な付き合いはしねえつもりだ」

A「重い！」

亜「あ、何笑ってんだよ
付き合ったら結婚して養うのが当たり前だろーが

俺は生涯愛する女は一人って決めてんだよ…」


こんどはわたしが赤くなる番だった

こんなにまっすぐ見つめられて
こんなことを言われるとは思わなかった


亜「引いてんのか？」

A「ううん、嬉しいよ」

亜「ならいい、続き食おうぜ」






A「…………お母さんに、今日は帰らないかもってメールしちゃおうかなあー……」

亜「！？」


亜蓮くんは真っ赤になったままわたしを見ている



どうする？


ほんとに生涯愛してくれるんだったら
わたしは全部もらってほしいんだけどなぁ

終わり ログインすれば
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