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モテ期到来? ページ7

中原くんと別れたあと
公園のベンチにもう一度座る
窪谷須くんからLINEがきていた

亜蓮「家に帰ったか?」

わたしは学校の近くの公園だよ、と返事をした
遠くでゆうやけこやけが流れている


しばらくして
わたしがうつむいていると
夕焼けで伸びた影がふたつ、こそこそ近づいてきた

海「やっぱりフラれたのか」

窪「ああ、あの落ち込み方はそうだな」

海「そもそも告白自体が気の迷いで間違いだったんじゃあ…」

窪「照橋さん目当てで近づいてたとかなんじゃねえ?」

海「将を射んと欲すればまず馬を射よ、というしな」

窪「なぐさめてやろうぜ…」

A「全部聞こえてるんだけど」


窪谷須くんと海藤くんは
わたしのことをなぐさめてやろう、と思ってわたしに連絡して公園に来てくれたらしい


A「ほんと余計なお世話」

2人はわたしをあいだに挟むようにベンチに座った

海「ほら、好きだろ?からあげ…」

海藤くんはコンビニで売っている串にささったからあげをわたしに渡す

A「からあげ棒も好きだけど、食べる気分じゃないのに」

そう言いながら、袋から出してひとつ食べた

窪海((食うのかよ…………))

からあげを食べていると涙がぽろぽろこぼれた

海「もしかして、あいつになんかひどいことされたのか?」

窪「シメてきてやろうか?」

A「なんもされてないし、シメなくていいよ

むしろすごい優しくていい人だった
わたしにもったいないくらい」

海「ならなんで落ち込むんだ
付き合うんだろ?」

わたしは涙をふいた

A「断っちゃった!」

2人が驚いた

海「なんでもったいないことしたんだ!
"優しくていい人"だったのに?!」

窪「もったいねー…」

A「そう、もったいないことしたんだよわたし

すっごいいい人だったのに」

付き合ったら幸せになれたかもしれない

でもわたしは窪谷須くんが好きだから
これから先、告白できなくたって
ずっと片思いでも
付き合えなくても
とにかくわたしは窪谷須くんがいい

窪谷須くんじゃなきゃやだ

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Tommy0827(プロフ) - はにかんさん» コメントありがとうございます!面白いと言っていただけてすごく嬉しいです (2019年2月5日 8時) (レス) id: 9367175f8e (このIDを非表示/違反報告)
はにかん - 面白い…これ(小説)面白いぞっΣ(゚д゚lll) (2019年1月14日 22時) (レス) id: d702d64ecc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Tommy0827 | 作成日時:2018年10月8日 22時

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