第28話 ページ35
『お父様、お母様。ただいま戻りました。
要望通り、一綺がいらっしゃることになりましたわ。
あと5分ほどで来るかと…』
父「そうか。」
佐藤「失礼します。
お久しぶりです、神崎さん。」
父「あぁ。
そこに座りなさい。」
『お父様、私は…』
父「お前は別室に行っていなさい。」
『わかりました。』
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佐藤「神崎さん、お話とは…」
父「あぁ、実は娘のことについてなんだが…。」
佐藤「A…ですか?」
父「あの子はもうすぐ、高校生になる。
それは一綺くんも同じだ。違うのは行き先。
君たちはこのまま、如月高校に進むと思うのだが…
Aは、______に行くことになったんだ。」
佐藤「え、Aがですか…!」
父「あぁ。本人の意思だ。」
佐藤「しかしAはそんなこと一言も…」
父「あの子は、誰にも言わずに行こうとしていたんだと思う。
しかし、君にだけは言わなければと思ってね。」
佐藤「そう、でしたか…」
父「…最近、あの子は誰と仲が良い?」
佐藤「最近は、藤岡 翔太…ですかね?」
父「彼はAの婚約者だ。」
佐藤「…は?」
父「彼は理事長の息子というのは、知っているね?
藤岡は私の古い友人でね。2人で勝手に決めてしまったんだよ。」
佐藤「そうだったんですか…」
父「だがあの子は…Aは、君を愛していると思うんだ。」
佐藤「…え?」
父「私は、いつまでも娘の幸せを願っている。
だから佐藤くん。Aのこと、お願いできるかな?」
佐藤「!!!!
も、もちろんです!!!」
父「話はそれだけだ。
今日はウチで夕食を食べて行きなさい。」
佐藤「あ、ありがとうございます!」
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『一綺、今日はありがとう。
明日は絶対に、勝ちましょう?』
佐藤「あぁ!」
『それじゃあ、また明日。』
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彩凜朱 - あー。めっちゃ面白いですね!私も、言葉攻めが得意な方なんで。。。でも、せめて2軍かな?ってところです(笑)がんばって!! (2016年9月26日 23時) (レス) id: 7f5fea5c4c (このIDを非表示/違反報告)
レムレム(プロフ) - えりんさん» 私もカースト制度が出来たら3軍確定ですよ←更新頑張ります!これからもよろしくお願いします! (2016年8月23日 9時) (レス) id: 6cbfeb3ec4 (このIDを非表示/違反報告)
レムレム(プロフ) - 嗚呼さん» ありがとうございます!実はこの後の展開をあまり考えておらず、どうしようか迷っているところなんですwこんな展開が良いなどの要望がありましたら、ぜひコメントしてくださいね! (2016年8月23日 9時) (レス) id: 6cbfeb3ec4 (このIDを非表示/違反報告)
レムレム(プロフ) - 過塩素酸ナトリウムさん» ご指摘ありがとうございます!作品にフラグを立ててしまうと、制限?みたいなのが掛かったりして見れなくなる読者様が出てきてしまうと思い、フラグを立てませんでした。やはり、立てた方がいいのでしょうか… (2016年8月23日 9時) (レス) id: 6cbfeb3ec4 (このIDを非表示/違反報告)
えりん(プロフ) - 悲報:自分三軍行き確定← か、カースト怖ェ!超怖ェ!!!続き気になります、更新お疲れ様です! (2016年8月22日 23時) (レス) id: 1ca66878b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レムレム | 作成日時:2016年2月19日 18時