【H×H】クロロに愛されるだけ【短編集】 (ページ20)

今日:22 hit、昨日:19 hit、合計:175,661 hit

異世界で恋愛するだけページ20

トリップものです
最初は恋愛なし。

_____
『はてさてここは一体どこか』
「起きたか」

高校3年の受験生だった私。
昨晩、妙に眠たくて、睡眠時間最高レベルの19時間を記録した。

それで、目が覚めたら変な建物の中だ。
辛気臭いなここ。

「あんた道端で倒れてたんだよ」
「普段なら気にせずほっとくんだけど、マチが拾った方がいい気がする、って言うから」
『ほうほう』

どうやら家の床から道端に瞬間移動したらしい。
とりあえず自己紹介だけした。

「こんなやつささと捨ててくるね」
『お、おう...』

ちっちゃい"つ"はいれない系男子ね、はいはいいるいる(適当)

「マチの勘はよく当たる...パクノダに記憶を見てもらい、危険がなければ置いとけばいい」
『記憶見る...??』

頭大丈夫かな??(失礼)
おでこのは刺青??十字架好きだね??オールバック??禿げそう(失礼連発)

「...危険はなさそうね。寝ていたらいつの間にかここにいたらしいわ」
『えっ!?すごい!!超能力者!?やべぇ』
「ちょっと黙ってろ」
『うぃっす』

十字架さん怖いぜ。

「一応ここに住ませてやる。ただし、妙なことをしたら首が飛ぶと思え」
『ふぁっまさかのアイキャンフライ』

せめて首は最後まで胴体とリア充でいさせてあげて!?

「あんたが持ってたやつ、返すよ」
『あ、えーっと、マチさんだ。リュック??』

見知らぬリュックだ。
中を覗けば、神からのメモとルーレットがあった。

「それなに?」
『なんか神からのメッセージって書いてあるわ。』
「うわ、怪しい」
私もそう思った。

『《ルーレットで恋愛の相手を決めてね。決めなきゃ殺す。恋愛しなきゃ殺す。by神》は?クソやん死ね』
「口悪っ」

で、肝心のルーレットだけど...

『え、さっきまで無かった名前が...!』
「!念か?」
『念とはなんじゃらほい』
「俺の名前もあるや」
『無視??』

ルーレットにはなんか、日本語と変な記号が書かれていた。こっちの文字なの??

まぁいいや、ここにいる人よく知らんし誰が当たってもいいだろ。

『はいっ!ぐるぐるぐる...クロロさん??』
「は?」
「えっ」
「まさかの団長?」
『団長誰』

そんなにやばい人なの??

「ほら、あのオールバックの」
『やばい人だった』

運なさすぎ死んだじゃん。

『やだやだ怖いもんあの人首飛ばしてくるじゃん』
「まだ飛んでないだろ」
『"まだ"ですか!!いつか飛ばす気ですか!!』

やっぱ無理!!この中で一番無理!!

『あぁ...神なんていなかった』
「いや神いただろ」