本日使い魔になりました �� ページ22
突然ですが、私は魔族です。
『今日も人間を倒せなかった…』
しょんぼりと尻尾を下げた。
私は魔族である。
人間を惑わせ時に嬲り楽しむ種族。
つまり魔王側。人族達からすれば敵。
私以外の魔族はそれはそれは残忍な性格をしていた。
が、何をとち狂ったか、私は真逆だった。
気弱で、誰かが怪我をするのを見るだけで泣きそうになるという不甲斐なさ。
「なっさけねぇなぁ！それでも魔族かよ」
『うぅ…』
同年代には苛められるばかりである。
よく攻撃魔法を私にぶつけてくるのだ。
この世界には魔法というものがあった。
どんな生物も魔法を使える。
ただし、持っている魔力によって魔法の強さが変わる。
私は魔力はある。寧ろ多いほうだ。
攻撃魔法のセンスだって悪くは無い。
けれど実際戦いで使ったことがあるのは治癒魔法だけである。どうしてこうなった。
そんな私ですが、ただいま10歳くらいの人間の男の子が魔族の男に殺されそうになっているのを発見。
既に男の子は傷だらけだ。
「アッハハ！ダーク・ランス！」
「ひっ、だ、だれかっ」
すると男の手から槍が現れる。矛先は男の子。
おいおい待て待て！
『ライト・フォール！！』
「はぁっ！？」
咄嗟に光の壁で防ぐ私。
まさかの魔族が光属性を使う事案発生。
これには男も驚き、怒りを顕にする。
「てめぇ魔族の癖になんで人間を庇ってんだ！！」
『ひぇぇごめんなさい！！でも子供です！道徳的にダメです！！』
「何魔族が道徳を説いてやがる！！」
ごもっともです…。
でもやっぱり見逃せなくて、男と男の子との間に入る。
「ちっ、やってられるか！！このことは幹部様に報告しておくからな！！」
『え』
人生終わった。
いや魔生？
そう思いながら男が去るのを見守る。
すっかり怯えた男の子の怪我を治癒魔法で治していく。
そういえば治癒魔法も光属性だったな。魔族としてどうなんだ。
男の子は少し安心したようだ。
「お、お姉さんは、さっきのやつの仲間じゃないんですか…？」
『違うよ。君に危害は絶対加えな、うわあ！？』
急に炎が飛んでくる。
その方向を見ると金髪の男の人。
とっさに避けたが、なんて威力。髪が少し焼けた。
「千寿郎、無事か！！」
「あ、兄上！」
だと思ったよ。遺伝子つっよ。
てかお兄さん強そうなんだけど。
なんかめっちゃ怒ってる。
まって勘違いです私何もしてな、アッめっちゃ魔力貯めて、どんな上級魔法使うつもりだ…
私は死を覚悟した。
本日使い魔になりました �□�←そして少女は隠された。 ��
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oemi200174(プロフ) - 猫は飼われるだいすきです！！！またみたいな〜と思ったらパスワードが！！？よかったら教えて欲しいです🥺 (5月31日 2時) (
レス) id: bdeac365d5 (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - メッセージの送り方が分からないのでこちらに送らせて頂きます🙇🏻♀️もしよかったら極道パロのパスワードを教えてもらいたいです､!! (2022年8月25日 22時) (レス) id: ed127571e4 (このIDを非表示/違反報告)
ナキサ(プロフ) - けとるんさん» ここまで読んでいただきありがとうございました！続編も、また暇な時にでもよろしくお願い致します！ (2021年11月14日 15時) (レス) id: 9d3d6315a8 (このIDを非表示/違反報告)
けとるん - 極道パロ、手に汗を握って読ませていただきました！とても面白かったです！続編楽しみにお待ちしています！ (2021年11月8日 9時) (レス) id: 824a2e6377 (このIDを非表示/違反報告)
ナキサ(プロフ) - マリーさん» 続編なら弐の方を公開させていただいてます、読んでくださると嬉しいです！ (2021年2月16日 19時) (レス) id: 9d3d6315a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナキサ
| 作成日時：2020年12月5日 23時
