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肆拾壱 ページ43

目が覚めた。
私は蝶屋敷のベッドに寝ていることに気づいた。
そして隣に椅子に座って寝ている煉獄さんがいることにも気付いた。



…。



え、え?え??推しの寝顔??眼福すぎん??もっかい気絶しそうなんだが??え??直球に殺しに来てるのだが??天国か??(オタク特有早口)

なんだか理解出来なかったので取り敢えず煉獄さんの髪を触ることにした。
起こさないようにそっと頭を撫でる。

うわぁあああふわっふわああああああああさらっさらああああああああ

バシッ。

『ひぇっ』

撫でていた手ががっしり掴まれた。痛い痛い力強い。
起きてたの?いや無意識か。
なんて生存本能なの…!!(無限列車編より)

煉獄さんは目を開け、こちらを見る。

「む!!!!A!!!!目を覚ましたか!!!!」
『ちょ、ちょっと声量を抑えてください…』
「あぁすまない!!!!」
『話聞いてました?』

声量ダウンどころか変わらんよ。
ただし推しのクソデカボイスは断然許せるんだよな、寧ろ愛してる。

『えぇ、と。おはようございます』
「うむ、おはよう!!」
『ところで私、何時間寝てました?』
「1ヵ月だ!!」
『…へ?』
「1ヵ月だ!!!」

まじ、まじ?
そこまで寝ていた感覚は無かった。せいぜい12時間くらいかなと。…1ヶ月!?
やっば、意外と私ギリギリだったんじゃない?

そんなことを思っているうちに煉獄さんが話し出す。煉獄さんは少し泣きそうな笑顔で私の手を握った。

「君が生きていてよかった…!!
君が上弦の鬼と交戦していると聞いた時、俺は生きた心地がしなかった!!」
『煉獄さん…』

1ヶ月も眠ってしまったのだ、煉獄さんにも多く心配をかけてしまった。

「しかし、君は流石だ!!上弦相手に生き残るとは!!」
『い、え。カナエさんの力が大きかったですから…』
「それでもだ!」

煉獄さんに褒められるとどうしても照れてしまう。
その後、私の良いところを次々言おうとしてくるのでめちゃくちゃ焦って止めた。

最終的に手で煉獄さんの口を塞いだけど推しの口が手に触れてるとかうわああああああああああああ
思わず手を離した。

「むぅ、なぜ止めるのだ」
『…恥ずかしいからです』
「そうか!ならばもっと言おう!君は」
『わー!!わー!!』
「もごもご」

この後これを無限ループすることになる。









「ところでA、先程俺の頭を撫でてはいなかったか」
『気の所為ですね』
「いやしかし」
『気の所為ですね』

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蒼の戦姫ナキサ(プロフ) - 5262さん» コメントありがとうございます!励みになります! (2020年12月17日 11時) (レス) id: 9d3d6315a8 (このIDを非表示/違反報告)
5262(プロフ) - 初めましてコメント失礼致します。続きが楽しみです!大変だと思いますが更新頑張ってください、応援してます (2020年12月15日 17時) (レス) id: e1b40e07f2 (このIDを非表示/違反報告)
蒼の戦姫ナキサ(プロフ) - コメントありがとうございます!夜はいいですよね! (2020年12月7日 23時) (レス) id: 9d3d6315a8 (このIDを非表示/違反報告)
レイレイン - 夜が好きッ!?私と同じだ… (2020年12月7日 17時) (レス) id: 5a04a92c31 (このIDを非表示/違反報告)
蒼の戦姫ナキサ(プロフ) - yersk0402さん» ありがとうございます!!煉獄さんに会いたいですよね!!更新頑張ります! (2020年12月6日 20時) (レス) id: 9d3d6315a8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ナキサ | 作成日時:2020年11月28日 20時

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