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カルマくんは不思議そうな顔をしている。
私も不思議だ。なんか勝手に体が動いたんだもん。
『ぇ、と』
何か言わなきゃ。
でも、そもそもなんで私引き留めたんだっけ。
そうだ、寂しくて、もっと一緒にいたいって。
胸をドキドキして心臓がうるさい。
チラッとカルマくんの顔を見る。
…かっこいい、なんて。
「どうしたの？」
そっか、私。
カルマくんが好きなんだ。
『…』
顔が熱くなっていく。
どうしよう。なんて言えばいいかな？
上手く伝えられるかな。難しいことは、言えないや。
『カルマくん』
「ん、何？」
私は顔を上げて、口を開く。
『すき。…だいすき』
カルマくんは大きく目を見開いた。
すると急に腕を引っ張られて私は抱きしめられていた。
「っ、それ、ほんと？」
『うん』
「後でやっぱ無しって言われても絶対聞かないから」
『言わ、ない』
本当だ。
今も心臓がうるさく鳴っている。
抱きしめられて嬉しいし、キスされた時も嫌じゃなかった。
…結構前から好きだったのかな、私。
「俺も、Aが好き」
幸せ、ってこんな気持ちなのかな。
「てかさぁ、そろそろ出てきてくんない？」
「あ、バレてた？」
『ぇ…』
ぞろぞろとクラスの祭りに来ていた人達が現れる。緊張とかドキドキで気づいてなかった。
え、見られ、てた？
「そろそろくっつく頃だと思って見張ってたの…！！」
「甘酸っぱい青春…！
ようやく、私のクラスに念願のカップルが！早速今夜純愛小説を書けそうです」
殺せんせーはピンク色になった。周り全員にやにやしている。
この下衆たちめ！
ついでにいえばカルマくんは一瞬気まずそうな顔をしたけど、何かを思いついたのか笑顔である。
何を企んでいるのか。
とにかく恥ずかしくて顔を見られないようにカルマくんの胸に押し付ける。
無理、見られてたとか無理。
「A〜。折角だから、みんなにサービスしよっか」
『ぇ、…んんっ！？』
「おお！」
「やるぅ！」
キスされている。深い方で。
ばか、サービスとか超ばか！
それでも気持ちよくて拒めない。
舌が離され酸素を取り込んだ。
『…さっきの告白なしにする…』
「残念、"やっぱ無しって言われても絶対聞かない"ってちゃんと言ったし」
ああもう確かに言われた！
だってこうなるとは思わないじゃん！
「いやぁめでたい」
「先生、赤飯炊きましょうかね」
帰れお前ら！
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みかん - 女の私が惚れるぐらい夢主ちゃんが可愛い…なかなかない代物ですよこれは…とてつもなくキュンキュンします🤦♀️更新待ってます🫡 (4月1日 2時) (
レス) @page14 id: fa46f83f13 (このIDを非表示/違反報告)
りるる - 更新待ってます (2022年8月29日 10時) (レス) @page14 id: c3325bc4c5 (このIDを非表示/違反報告)
ばたー - めっちゃ面白かったです！更新無理しないでください! (2022年8月3日 11時) (レス) @page14 id: 0921c4fed7 (このIDを非表示/違反報告)
くま - すごくどタイプの小説ありがとうございます!!ずっと悶えながら読ませて頂きました！更新頑張ってください！ (2022年8月2日 14時) (レス) @page14 id: f411827b0e (このIDを非表示/違反報告)
8hc - こちらの続きはないのでしょうか…(/；ω；＼) (2022年7月11日 8時) (レス) @page14 id: 5316ade6bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼の戦姫ナキサ
| 作成日時：2020年5月4日 21時
