93限目 *カルマ視点 ページ4
この山頂のホテルに裏口から侵入し、最上階を目指す。
フロントをビッチ先生の助けにより無事通過。
毒使いの暗殺者は烏間先生が倒し。
おじさんぬは俺が倒したし、もう1人の銃を扱う暗殺者もステージホールで撃破した。
だいぶ上まで登ってきた。
それでも、Aは見つからない。
焦りを感じていると、ガラス越しの部屋に少し息切れしたAが走って入ってくる。
姿を見て安心した。
「A！無事だったんだな！」
皆で駆け寄るが、ガラスの壁が邪魔で合流できない。
Aは浮かない表情(な気がする)をしながら状況を聞いてきた。
それに答えていると男が現れる。見てわかる、暗殺者だ。
Aはこの男から逃げてきたのか。
体術、ナイフ、銃を駆使してAは素早く攻撃を繰り出すが全ていなされている。
「律、どう！？」
「このガラスの壁の開閉のスイッチは、あの男性が持っているようです。他に開ける方法はありません」
回ってあの部屋に入ることも出来ない。
俺達は見ることしか出来ない。
「次は僕から行くよ」
そう言って男は、瞬きをしたうちにAに蹴りを入れる。
殴って蹴ってを繰り返す。Aは苦しそうに呻く。
「んー殴る蹴るだけじゃあんま表情は変えないかー。スタンガンいってみよう」
『ッ、くっそ！』
この壁が酷く憎い。叩いてみるがびくともしない。
「っ、ぁぁああｯ！」
Aの悲痛の声が響く。
スタンガンが脇腹に当てられていた。
今すぐ殺してやりたい。
そう男に殺意を抱く。
Aを見れば、目が虚ろになっていた。
様子がおかしい。
『A！』
名前を呼べば、ハッと意識を戻す。
何かを考え、そしてゆっくり立ち上がった。
顔は俯いている。
「ん？」
Aが顔を上げた。
＿＿＿＿＿ゾッとするような、冷たく美しい笑みだった。
男は固まり、彼女はすかさず背後に回って銃を突きつける。
何かを耳元で呟き、男の顔の前で指を鳴らした。
男は倒れる。
何が起きたのか、その場にいた全員分からなかった。いや、殺せんせーや烏間先生なら分かっただろうか。
それでも、Aが男を倒したのだと皆で喜ぶ。
Aは男の懐を探り、スイッチを押してガラスの壁が開いた。
急いで駆け寄る。
「ごほっごほっ」
『A！』
「カルマ、くん」
名前を呼ぶ声は弱々しい。
傷に響かないように、優しく抱き締めた。
生きててよかった。
『よかった』
口に出してしまうほどには、安心していた。
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みかん - 女の私が惚れるぐらい夢主ちゃんが可愛い…なかなかない代物ですよこれは…とてつもなくキュンキュンします🤦♀️更新待ってます🫡 (4月1日 2時) (
レス) @page14 id: fa46f83f13 (このIDを非表示/違反報告)
りるる - 更新待ってます (2022年8月29日 10時) (レス) @page14 id: c3325bc4c5 (このIDを非表示/違反報告)
ばたー - めっちゃ面白かったです！更新無理しないでください! (2022年8月3日 11時) (レス) @page14 id: 0921c4fed7 (このIDを非表示/違反報告)
くま - すごくどタイプの小説ありがとうございます!!ずっと悶えながら読ませて頂きました！更新頑張ってください！ (2022年8月2日 14時) (レス) @page14 id: f411827b0e (このIDを非表示/違反報告)
8hc - こちらの続きはないのでしょうか…(/；ω；＼) (2022年7月11日 8時) (レス) @page14 id: 5316ade6bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼の戦姫ナキサ
| 作成日時：2020年5月4日 21時
