13限目 ページ15
「3年生も始まったばかりのこの時期に修学旅行とはあまり気乗りがしませんねぇ」
「うきうきじゃねぇか！」
舞妓姿…めっちゃ気乗ってる…
テストが終わったばかりだが、暗殺教室では行事は目白押しだ。
「正直、君たちとの旅行が楽しみで仕方ないです」
殺せんせーは照れくさそうにそう言った。
「カルマくん、一緒に班ならない？」
「ん、おっけー」
「おいおい、大丈夫かよ。喧嘩しねぇよな」
周りの楽しそうな声が少しだけ鬱陶しくて、ヘッドフォンをつけて音楽を聴く。
一人の空間は落ち着く。
そう思っていると、肩をとんとん叩かれる。仕方ないのでヘッドフォンを外した。
「ねぇA！一緒に修学旅行のグループにならない？」
元気よく声をかけたのは茅野さんだ。
『いいよ』
「やった！ふふ、これで2人に進展が…」
『？』
「なんでもない！！」
2人、って言うのは私と…誰だろう。
グループは渚、カルマ、杉野、茅野、奥田、神崎、そして私ということになった。
「A一緒の班だね〜よろしく」
『…ん』
赤羽くんとは離れられない運命なのか。なんなのか。
体育の時間では烏間先生が京都の修学旅行について、暗殺向けのコースを選ぶよう指示された。
「ふんっガキね…世界中を飛び回った私には旅行なんていまさらだわ」
「じゃあ留守番しといてビッチ先生」
「花壇の水やりよろしくねー」
ねぇ、二日目どこいくー？
やっぱり東山じゃない？
こっちのが楽しそう！
「くっ私抜きで楽しそうなことしてんじゃないわよ！！仕方ないから行ってあげるわよ！！」
ビッチ先生も行きたいんだ。かわいい…いや。
「これは私から。修学旅行のしおりです」
徹夜で作りました、と渡されたのは辞書レベルの厚い冊子。
パラパラ捲って見ると、スケジュールやら地図やらが書かれている。
少し面白そうなので読み進める。
「A、帰ろ」
『ん』
赤羽くんに言われ帰る準備をする。
あれ？？いやなんで一緒に帰ってるんだろ…
まぁいいか。
「しおり読んでるけど、修学旅行楽しみなの？」
『…別に』
特に楽しみな訳では無い。
普通である。強いて言うなら準備が面倒だ。
休むか？
「休んだら家まで押しかけるから」
なぜバレた。
「で、なんでしおり読み込んでんの」
『…面白いから』
「ふーん。やっぱ変人」
失敬な。
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ムマ(プロフ) - シリアスがシリアルになってて朝ごはんかな？と…w (2023年2月26日 7時) (
レス) @page36 id: 6ac26bb231 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - とても良い作品ですね！ゲームを禁止してから数年。この作品を見つけました！この感想？を見てるか分かりませんが14限目(16ページ目)でA組からD組はグリーン車…ってところA組からE組になってますよ。 (2021年5月6日 17時) (レス) id: 5aab78de35 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ミミー(プロフ) - カメラくんカルマ仕舞ってはツボ笑笑 (2020年11月6日 17時) (レス) id: 0e4633d09f (このIDを非表示/違反報告)
推しが尊い(プロフ) - 蒼の戦姫ナキサさん» そうだったんですね！てっきり間違われていると思ったので、、 この作品応援してます！これからも更新頑張ってください！ (2020年5月11日 2時) (レス) id: b8ffafd9e5 (このIDを非表示/違反報告)
蒼の戦姫ナキサ(プロフ) - 推しが尊いさん» お恥ずかしながら、わざとなんです汗「いや逆だし」とカルマくんからツッコミも入ってます… (2020年5月11日 2時) (レス) id: 9d3d6315a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼の戦姫ナキサ
| 作成日時：2020年4月25日 22時
