悪魔がやってくる ページ27
「A、好きな奴でもいるのか？」
「あっ、いや！ その……」
そりゃあお嫁さんなんて言ったら、聞かれるだろうなとは思ってた。
けど、私は嘘が下手なので取り繕ってもバレる。
「その反応はいるっぽいな！ 誰かは知らないけど、応援してるよ」
「あ……ありがとう……」
好きな人に応援されるのは、少し複雑で、この気持ちを言えたらどんなに楽なのだろうと思った。
勇気が無いのは仕方ない。
でも、このままだと、いつまで経っても想いは口に出せないままだ。
「3月までに、付き合えればいいのにな……」
私は磯貝君と付き合わなきゃ、3ヶ月後には消えてしまう。
でも、消える事よりも、付き合う事よりも、磯貝君に幸せになって欲しかった。
お嫁さんになりたいとは言ったものの、私は結局、磯貝君が幸せならそれでいいのだろうか。
「ま、今年のクリスマスも彼氏はいなかったし、今日は楽しも！」
「そうだな！」
私は悩みを振り払うようにして、磯貝君や磯貝君の兄妹と遊んで、夜を過ごした。
そして、私と磯貝君以外の2人が寝付いた頃、私は帰る支度をしていた。
「今日はありがとう！ 私、クリスマスは1人だと思ってたから嬉しかった。」
「俺も、Aのおかげで美味しいもの食べられたし、楽しかったし、感謝してる。ありがとな！」
「こちらこそ！ じゃあ、また明日！」
私は磯貝君に手を振って、家を出た。
そして、少し歩いたところで一通のメールが来ていたことに気づいた。
「……また、か。」
悪魔が、やってくる。
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詩帆(プロフ) - 凄く素晴らしい作品！なんで順位ついてないの･･･？ (2021年7月13日 17時) (
レス) id: 46695abdda (このIDを非表示/違反報告)
コノハナサクヤ(プロフ) - 美桜さん» ありがとうございます！頑張らせていただきます！ (2019年1月27日 23時) (レス) id: d9d1b0d776 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - おおおおおもしいです！更新頑張ってください！ (2019年1月27日 20時) (レス) id: d73a6f0aa2 (このIDを非表示/違反報告)
コノハナサクヤ(プロフ) - 白木里沙さん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2019年1月25日 23時) (レス) id: d9d1b0d776 (このIDを非表示/違反報告)
白木里沙(プロフ) - んほんほんほほ（なんやこいつ） 新作ですね!!! いやー、一気に見てしまいます…！ 面白くて…続きが気になりすぎます…！ 更新、がんばってくだせぇ!!兄貴ィ!! (2019年1月24日 21時) (レス) id: 69bdcdfefa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コノハナサクヤ | 作成日時：2019年1月15日 23時
