新年の想い ページ44
あの後、オヤシロさんにこっぴどく何か言われて、そのままリビングで寝てしまった。
「けほっ……！ あー、風邪かなぁ……」
真冬の日に布団敷かずに寝るって相当な馬鹿だな私。
そのせいで、咳が出る。
「約束しちゃったし、初詣行くかぁ……」
マスクして、暖かい格好して行けば問題ないだろうと思い、そのまま家を出た。
「あ、おはよう莉桜！ けほっ……」
「おはよう……って、風邪？」
「うん、昨日床で寝ちゃってさー」
莉桜は、私の体を労りながら神社に連れて行ってくれた。
＊
＊
「Aは何お願いしたの？」
「んー、受験合格？」
「やっぱりそうだよね……Aはどの高校行くの？」
「その辺の公立高校だよ！」
他愛のない会話をしながら神社を出ると、スマホの通知が1件。
お母さんからだ。
『午後には家に帰れそうだから、そしたらお正月過ごそっか！』
帰って来れるんだ……。
私は嬉しくて、少し笑みが零れた。
「莉桜！ もう少しでお母さん帰ってくるって言うから、そろそろ戻るね！ あんま長く居れなかったけど、ごめん！」
「気にしなくていいよ！ お母さんと楽しんできな！」
「ありがとう……！」
本当に、莉桜っていい子だなとか思いながら、元来た道を戻った。
だけど、風邪が悪化していたみたいで、少し熱っぽい。
体はふらつくし、視界もなんだかぼやけて見える。
「A！？」
誰かの声を聞きながら、私は静かに倒れ込んだ。
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詩帆(プロフ) - 凄く素晴らしい作品！なんで順位ついてないの･･･？ (2021年7月13日 17時) (
レス) id: 46695abdda (このIDを非表示/違反報告)
コノハナサクヤ(プロフ) - 美桜さん» ありがとうございます！頑張らせていただきます！ (2019年1月27日 23時) (レス) id: d9d1b0d776 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - おおおおおもしいです！更新頑張ってください！ (2019年1月27日 20時) (レス) id: d73a6f0aa2 (このIDを非表示/違反報告)
コノハナサクヤ(プロフ) - 白木里沙さん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2019年1月25日 23時) (レス) id: d9d1b0d776 (このIDを非表示/違反報告)
白木里沙(プロフ) - んほんほんほほ（なんやこいつ） 新作ですね!!! いやー、一気に見てしまいます…！ 面白くて…続きが気になりすぎます…！ 更新、がんばってくだせぇ!!兄貴ィ!! (2019年1月24日 21時) (レス) id: 69bdcdfefa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コノハナサクヤ | 作成日時：2019年1月15日 23時
